きゃりーが盗撮者を晒した? ネット上で賛否 | RBB TODAY

きゃりーが盗撮者を晒した? ネット上で賛否

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 歌手でモデルのきゃりーぱみゅぱみゅが一般のTwitterユーザーに無許可で撮影された写真をTwitterで公開された件をめぐり、ネット上では芸能人の肖像権やTwitterの利用の仕方などについて議論が巻き起こっている。

 きゃりーは15日、街中で一般のファンに写真撮影を求められ、断ったにもかかわらず無断で撮影されてTwitterに公開されたことを受け、「話しかけてもらえるのは凄く嬉しいし、時間がある時はサインも握手も大丈夫です。でも写真は全員にお断りしてるので、、、それで撮られてるの悲しい」と苦言を呈した。

 芸能人が写真を無断撮影されたりネット上に個人情報を公開されるといったケースはこれまでにも多数あり、その度に芸能人の「有名税」などとして盗撮した側を擁護するような声も起きる。加えて今回は、きゃりー自身が盗撮した一般ユーザーのアカウント名を公開した上で苦言を呈したことから、「芸能人が一般人を晒しあげた」などと、きゃりーのとった行為を非難する声もあがり、賛否両論が渦巻いている。

 この騒動を受け、自身もTwitter上でユーザーたちと論争を繰り広げることの多いはるかぜちゃんこと女優の春名風花は、Twitterで「どれだけ芸能人の人権を軽く見ているのか知らないけど、相手が誰であれ承諾なくカメラを勝手に向けちゃだめだし、勝手に写真を撮っておいて逆切れするなんて、もってのほか」と盗撮行為を厳しく批判。また、「有名税」だとして容認を求める一般ファンの意見については、きゃりーさんみたいにたくさんの企業とCM契約中だと、ひとたびイメージを損なう写真が出回れば賠償問題になります。タレントの肩にたくさんの責任が乗っかってる。有名税なんかでは、とうてい支払えないくらいの損害が出るんです」と芸能界の事情を説明し、「みんなファンに写真や握手を求められたら嬉しいし、こたえたいと思ってるとおもいます。でも立場的にできない事情もある。分かってもらえたら嬉しいです」と理解を求めた。

 また、かねてより芸能人の肖像権やプライバシー問題に関して度々ユーザーたちと議論を重ねてきた作家の乙武洋匡氏も、芸能人の写真(肖像)をお金にたとえ、「『撮られる事自体ではなく、その使い方が問題』という考え方だと、『お金を盗まれる事自体ではなく、その使い方が問題』という論理が通ってしまいます。盗んだ時点でアウトでしょ」と、ネット公開という行為以前に盗撮行為そのものが許されないことだと断じている。

《花》

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