茂木健一郎氏、浴場等での刺青拒否は「不当な差別」発言で物議 | RBB TODAY

茂木健一郎氏、浴場等での刺青拒否は「不当な差別」発言で物議

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 脳科学者の茂木健一郎氏が17日、浴場などで刺青を入れている人が入浴を拒否されることを「不当な差別」と主張。Twitter上で議論を繰り広げている。

 茂木氏は現在開催中のサッカーワールドカップの感想にからめて、「ワールドカップサッカーを見ていると、タトゥーをしている選手なんて、普通にいる。タトゥー、刺青は入浴お断り、という不当な差別をしている限り、日本の温泉の世界遺産登録は無理だね」と、現在の日本における刺青排除の風潮に疑問を呈した。

 このツイートに、ユーザーからは「暴力団関係の刺青とタトゥーとの線引きが難しいので受け手側の都合上全部NGとなってるのだと思う」「タトゥーの人と入浴したくないという人が一定以上いるのでその点はご理解いただきたいです」「日本では日本のルールがある」といった反対意見も寄せられたが、これに対し茂木氏は、「タトゥー、刺青の人は入浴できません、みたいなクソ貼り紙を、日本には日本のルールがあるとか、暴力団の人と区別できないからとか、そういうクソ理屈で用語するバカは『それが日本だ』とか言ってもらいたくない。断固ちゃうで。なんで、そういうバカに日本が牛耳られなくちゃいかんのだ!」と主張した。

 しかしその後も「自分の子供を刺青の入った日本ヤクザから遠ざけたいと思う日本人の親は差別主義者なのか?」「反社会的イメージのファッションをしている人に、反社会性を感じるなと言うのは無理ではないかと」といった反対意見は後を絶たず、Twitter上で侃々諤々(かんかんがくがく)の意見を戦わせている。

 なお、自身の問題提起により、大きな議論に発展したことについて茂木氏は、「タトゥー、刺青に対する差別はいけない、というのは当然だと思っていたが、一部の人が、反論罵倒してくるのでびっくり」と、世間の予想外の反応に驚くとともに、「構造は、在日の方への差別と似ているように思う。差別という感情の対象が変わるだけ」と指摘。賛否渦を巻くこの問題について「大いに議論したらいいと思う」とコメントしている。

《花》

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