オートデスク、「AutoCAD」の一般向け資格試験をスタート……基本操作レベルに重点
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「オートデスク認定ユーザー資格」は、アプリケーションの機能知識や操作技能を一定のレベルで評価する認定資格として、世界53カ国で実施されている。オートデスクでは、これまで実務レベルのスキルを評価する「プロフェッショナル資格」試験を提供していたが、今回新たに、AutoCADの基本機能の確認に重点を置いた資格試験をスタートするものだ。景気回復基調が続くいま、製造・建築分野の人材需要増を見据え開始するという。
試験は『アプリケーションの各機能の説明』や『図面作成』など12カテゴリから記述と実技で30問を問い、1000点満点で採点。試験は各会場のパソコンにインストールした専用システムを起動し受験する。資格取得者として認定する600点以上は、AutoCADの各機能の基本的な知識を持ち、製品をスムーズに使いこなせることを証明するものとなる。
試験は、同社認定のトレーニングセンター「ATC」を運営するパソコンスクールや資格専門学校などの会場で、6月18日から順次開始。初年度1000人の受験者を目指す。今後は機械工学科や建築学科など、CADアプリケーションを利用する分野の大学や専門学校などを中心に試験導入を促す他、職業訓練所といった試験会場の間口も広げていくことで、会場数・受験数ともに3年間で3倍にする計画だ。
《冨岡晶》
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