キングジム、デジタル名刺管理ツールの新製品…メックル&ビズレージ発表
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新商品発表会で、同社の宮本彰社長は「新製品はビジネスの課題である名刺の管理に特化した商品。2010年に発売しヒットしている”ピットレック”に続くもので、自信を持って発表する商品」と新製品にかける意気込みを示した。
今回発表された、机上型のデジタル名刺ホルダー「メックル」は本体にスキャナを内蔵、取り込んだ名刺データを液晶パネルで確認ができる製品。名刺データは、ダイアル操作により、企業名や氏名などの五十音順、登録日順など好みの検索方法で検索が可能で、本体には最大で約5000枚保存可能。
メックルの開発担当者、東山慎司氏は「半世紀以上世界中で愛用されている名刺ホルダー”ローロデックス”のように、目的の名刺を見つける楽しさを持ち、しかも簡単に名刺の登録ができる製品」と製品の特徴を述べた。
一方、スキャナ付きデジタル名刺ボックス「ビズレージ」は、大量の名刺を連続でスキャンし、本体内に名刺をそのまま保存できる製品。給紙トレイには一度に約15枚まで名刺をセットすることができ、両面スキャンも可能。スキャン後の名刺は、本体の「名刺保存ボックス」に収納され、約800枚の名刺を収納することができる。
スキャンした名刺データは、専用のデジタル名刺管理ソフト「DA-1」によりパソコンへ取り込まれ、文字認識機能(OCR)により、会社名や氏名などが自動でテキストデータに変換される。「DA-1」を使うことで、会社名や氏名、登録日などで名刺を検索できるほか、よく使う名刺をお気に入り登録できるので、必要な名刺をすぐに見つけることができる。
ビズレージの開発を担当した佐藤賢亮氏は「ピットレックの発売以来、お客様から頂いた”既にある大量の名刺を効率よく整理したい”との声に応えた。新商品は、”沢山の名刺を一気にデータ化できる”を開発コンセプトとした」と、開発の狙いを述べた。
また、今回の新商品投入について、同社開発本部の亀田登信副本部長は「2010年に発売したピットレックはこれまでに約10万台を出荷しており、デジタル名刺整理用品には新たな需要がある。これまで、デジタルを使った名刺の管理はスマートフォンやPCを使ったサービス以外の選択肢がなかったが、今回発表する新商品により、新たな選択肢を提供していきたい」と、狙いを話した。
デジタル名刺ホルダー「メックル」の価格は2万9160円(税込み)、2014年7月11日より発売、初年度販売目標数量は2万台。デジタル名刺ボックス「ビズレージ」の市場想定価格は4万円前後とのこと、2014年8月29日より発売、初年度販売目標数量は1万台。
《編集部》
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