東工大スパコンTSUBAME-KFC、省エネスパコンとして再び世界1位に | RBB TODAY

東工大スパコンTSUBAME-KFC、省エネスパコンとして再び世界1位に

エンタープライズ ハードウェア
TSUBAME-KFC
TSUBAME-KFC 全 2 枚
拡大写真
 東京工業大学、日本電気、エヌビディア・ジャパンは1日、東工大のスパコン「TSUBAME-KFC」が、スパコンの省エネランキング「Green500 List」(2014年6月版)において世界1位を獲得したことを発表した。2013年11月版に引き続き2期連続での世界1位となる。

 「TSUBAME-KFC」(TSUBAME Kepler Fluid Cooling)は、同センターのスパコン「TSUBAME2.0」の後継となる「TSUBAME3.0」およびそれ以降のためのテストベッドシステムとして設計・開発された。油性冷却溶媒液のなかに計算機システムを浸して冷却する油浸冷却技術、冷却塔による大気冷却の組み合わせによって、非常に少ない消費電力で冷却できるように設計されている。

 今回、1ワットあたり4,389.82メガフロップスという値を記録し、世界1位になったことが米国時間6月30日に発表された。ビッグデータ処理の省エネルギー性を競うために昨年から始まった「The Green Graph 500 List」のビックデータ部門では世界6位となっている。

 なお昨年9月にアップグレードされた「TSUBAME2.5」も1ワットあたり2,951.95メガフロップスを記録し、「The Green500 List」において世界8位にランキングされている。「TSUBAME2.5」は、「The TOP500 List」では世界13位、日本国内ではスーパーコンピュータ「京」に次ぐ2位となっている。

《冨岡晶》

特集

【注目記事】
【注目の記事】[PR]

この記事の写真

/

関連ニュース