【SoftBank World 2014】ITを活かした農業管理システム「e-案山子」など注目
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「e-案山子」は本体のセンサーネットワークを農場に設置して、クラウドに蓄積された栽培データをPCやモバイル端末のアプリ上で可視化しながら管理するというツール。現在試験的な運用がスタートしており、本格的なサービス展開に向けて、今回ソフトバンクのイベントに出展しながら製品の魅力をアピールする。
本体はゲートウェイとなる親機に、土壌の温度や湿度、日射量、多点湿度、CO2などを感知できるセンサーが接続できる子機のセットとなり、それぞれを農場に設置する。親機がクラウドデータベースサーバーと3G回線を経由してつながり、データを蓄積していく。ユーザーはPCやタブレット、スマートフォンのアプリからデータにアクセスして、グラフ化されたデータを参照しながら農作物の生育状態などをモニターすることが可能になる。視認性の高いアプリのユーザーインターフェースから、作物の品質管理や収穫予測が高効率に行えるところが特徴だ。
アルバネットワークスは法人向け無線アクセスポイントの製品を出展。コントローラー機器を必要とせず、アクセスポイントのみの構築が可能な点をメリットとして紹介する。バーチャルコントローラーによる集中管理や制御にも対応。市販されている個人向けWi-Fiルーターと比べて管理・運用が容易で信頼性が高く、簡易な設置性も特徴としている。
PayPalはスマートフォン・タブレットによるクレジットカード決済システム「PayPal Here」の体験展示を実施。PayPalのビジネスアカウントを開設して、モバイル端末にアプリをダウンロード。専用のカードリーダーを端末に装着するだけで、クレジットカードでの支払いを受け付けることが可能になる。小規模店舗などで、導入コストを低く抑えながらクレジットカード払いの決済システムが導入できるツールとして注目が集まっていた。
スマートフォンアプリの「チェックイン」は、PayPal決済に対応する店舗を探して事前にPayPalで支払うことを“チェックイン”しておくと、店舗での支払時にカウンターでショップの店員に名前を告げるだけで、店舗のレジ画面にチェックインしている来客の写真と名前が表示され、照合して支払い完了となる便利な機能だ。
《山本 敦》
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