北極海航路、昨年より1ヵ月早く開通へ……利用が活発化
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
ウェザーニューズによると北極海の海氷は、例年通り5月下旬から融解が始まり、現在まで過去数年と同程度のペースで減少している。北極海航路についてはロシア側の北東航路、カナダ側の北西航路ともに8月中に開通し、昨年よりも約1ヵ月早い航路開通となる見込み。
ウェザーニューズの予想では、今後の北極海の海氷は、北極海の本格的な夏季に向けて融解が加速し、一年のうちに最も海氷が融ける9月頃の海氷域面積は、昨夏以上に縮小する。ただし、観測史上最小となった2012年を下回る可能性は低いという。再び海氷が結氷し始める10月上旬まで、海氷域に入ることなく北極海の航海が可能となる見込み。
ロシアのNSRA(北極海航路管理局)によると、ロシア側の北東航路の通行許可を得た船舶は7月22日時点で400隻を超え、船舶の北極海航路利用の動きが活発だ。
《高木啓》
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