スカパラ創始者ASA-CHANG、21年ぶりにライブ共演
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
ライブ中盤、会場をラジオのサテライトスタジオに見立ててドラムの茂木欣一がトークを繰り広げるコーナーにおいて事件が起こった。ステージ後方のスクリーンにメンバーの顔がルーレットのように次々と登場し、最後に止まった顔のメンバーが毎公演日替わりで茂木とトークをするのだが、この日のルーレットが止まったときに出現したのが、なんとASA-CHANGのアーティスト写真。そして会場がどよめく中、本人が登場した。
スカパラメンバー9人とASA-CHANGによるトークでは、バリトンサックスの谷中敦が「ASA-CHANGにバリトンサックスが似合いそうだと言われてバリトンを買ってスカパラに入った」と当時のエピソードを披露すると、トロンボーンの北原雅彦も「北原さんはドレッドが似合いそうだからドレッドにしたほうがいいとASA-CHANGに言われてドレッドにした」と明かし、かつてのバンマスによるアドバイスを25年間続けてきたことを力強く報告した。
それぞれ思い出話に花を咲かせた後、茂木から「ASA-CHANG、演りましょうよ!」と促されて、「21年振りかぁ。あぁ、緊張する」と21年振りのスカパラのステージに緊張感を漂わせるASA-CHANG。そして「東京スカパラダイスオーケストラ、オリジナルのリズム、スカとマンボでスカンボ~」のASA-CHANGの掛け声を合図に1989年にスカパラが初めて世に放ったアルバム、通称“黄色いアナログ”に収録されている「スカンボ」を披露。その後も1990年のメジャーデビューアルバム「スカパラ登場」に収録されている「ウーハンの女」などを披露し、ステージ上に圧倒的な存在感を漂わせるASA-CHANG。演奏の最後に「東京スカパラダイスオーケストラ!」とシャウトしたASA-CHANGをスカパラメンバーとオーディエンスが万感の想いを込めた拍手で送り出した。
その後、ライブ終盤にも「この人がいなかったら今のスカパラはなかった!ASA-CHANG!」と呼び込まれて再登場したASA-CHANGが、テナー/ソプラノサックスのGAMOとともにマエストロとなり、祝祭感満載に「歓喜の歌」を演奏。テージ上からも会場中のオーディエンスからも大合唱が沸き起こった。
《花》
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