ソフトバンクの"フレームレス構造”スマホ「AQUOS CRYSTAL」……高音質Bluetoothスピーカー同梱
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いずれもソフトバンクのプレミアムモデルに位置づけられるスマートフォンで、製造メーカーはシャープ。
AQUOS CRYSTALは約5.0インチのAndroid OS 4.4搭載スマートフォン。販売は日米両地域で展開され、米国ではスプリントのほか、プリペイドサービスキャリアのバージンモバイルとブーストモバイルも取り扱いを行う。日本国内での販売価格については「新規MNPで実質0円で提供する予定(ソフトバンク幹部)」であるという。
AQUOS CRYSTAL Xはシリーズの上位に位置づけられるモデルで、日本のみで展開される。サイズが5.5インチと通常のAQUOS CRYSTALよりも少し大きくなるほか、通常モデルではテレビ機能やおサイフケータイ、NFCなどの機能が省略されているのに対して、上位の"X”ではワンセグ対応など日本仕様の機能が盛り込まれる予定。
AQUOS CRYSTALのCPUはクアルコムの1.2GHzクアッドコア「MSM8926」。メインメモリーは1.5GBで、内蔵ストレージは8GB。最大128GBまでのmicroSDメモリーカードが併用できる。Wi-Fiは11b/g/n対応。カラーバリエーションはホワイト/ブラック/ピンク/ブルーの4色。
国内通信方式はW-CDMA(900MHz/2.1GHz)、AXGP(2.5GHz)、FDD-LTE(900MHz/1.7GHz/2.1GHz)をカバーする。ソフトウェアアップデートでVoLTEや高品位な音声通話ができる「HD Voice」にも対応を予定する。
約5.0インチのHD液晶(1280×720ドット)を搭載。本体ディスプレイは液晶パネルのフレームを極限まで峡額化した「フレームレス構造」を採用している点が大きな特徴。視認性の高い大画面を搭載しながら本体をコンパクトにしている。なおIGZO液晶は使われていない。ディスプレイをフルHDではなくHD対応のものとし、駆動時の電力消費効率を高めたことで、2040mAhの内蔵バッテリーで約3日間のロングライフを実現している。
オーディオ再生の特徴は米ハーマンとの共同開発によるサウンドエフェクトエンジンを搭載。圧縮デジタル音源再生時に失われた高域の情報を復元する「Clari-Fi(クラリファイ)」の技術により、イヤホン再生とBluetoothデバイスを使った再生時により高音質なサウンドが楽しめる。音場に広がりをもたせる「LiveStage」などのエフェクト機能も持たせた。
スマートフォンのパッケージにリッチなBluetoothスピーカーが同梱されてくることも特徴だ。モデルはSoftBank SELECTIONで51,223円で販売されている「harman/kardon ONYX STUDIO」。円形の本体には3インチ・ウーファーを2基、3/4インチ・トゥイーターを2基搭載し、15W×4基のアンプと4パッシブラジエーターによりコンパクトながら迫力のある低域を再生する。本体にはバッテリーも内蔵しており、スマートフォンと一緒にアウトドアに持ち出して音楽を楽しむこともできる。
メインのカメラユニットは有効画素数約800万画素。カメラに写った文字を指でなぞるだけで関連する言葉や画像などが検索できる「検索ファインダー」や、上部フレームを横向きになぞればスクリーンショットが撮れる「Clip Now」など独自のユーザーインターフェースを採用。英語の文章にカメラをかざすと日本語に変換して表示する「翻訳ファインダー」や、中国語と韓国語を日本語に変換できる「かざして翻訳」など便利な機能も備える。
AQUOS CRYSTAL Xは通常モデルよりも少し遅れて12月に発売を予定。導入時にはVoLTEにも対応を予定している。メインカメラユニットが有効画素数約1310万画素としたほか、CPUは2.3GHzクアッドコア「MSM8974AB」を採用、メインメモリーは2GB、内蔵ストレージも16GBとして通常モデルよりもスペックを高めている。
ディスプレイは「フレームレス構造」として約5.5インチのフルHD仕様だが、本機にもIGZOは使われていない。内蔵電池容量を2610mAhと大型化して、本機でも約3日間のロングライフバッテリー仕様を実現している。カラーバリエーションはレッド/ホワイト/ブラックの3色。
《山本 敦》
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