三谷幸喜、クリスティー名作「オリエント急行」をテレビドラマ化……和製ポアロは野村萬斎 | RBB TODAY

三谷幸喜、クリスティー名作「オリエント急行」をテレビドラマ化……和製ポアロは野村萬斎

エンタメ 映画・ドラマ
三谷幸喜
三谷幸喜 全 2 枚
拡大写真
 脚本家・三谷幸喜がアガサ・クリスティーの名作ミステリー『オリエント急行殺人事件』をテレビドラマ化。フジテレビ開局55周年特別企画として来年新春、2夜にわたって放送されることが19日、わかった。

 今回のドラマ化は、三谷が長年憧れ続け、イギリスのクリスティー社へのラブコールをし続けた結果、実現。三谷自身、「“オリエント急行”が日本でテレビドラマになるとは! しかも脚本を僕が書くとは! こんなにすごいことがあるんだろうかと、書き終えた今でも、まだ驚いています」と感激している。

 原作は、真冬の欧州を走る超豪華列車“オリエント急行”の中で、一人の乗客が何者かに殺害される。犯人は、列車に乗り合わせた、国籍も身分も違う乗客の中にいるはずではないか? と、偶然乗り合わせた名探偵エルキュール・ポアロが捜査に乗り出す……というストーリーだが、今回三谷は、舞台を昭和初期の日本、昭和モダンが花開いた時代に移し、新たな挑戦もプラスし、今までに誰も見たことがない『オリエント急行殺人事件』を作り出す。

 また、2夜にわたって放送される今作。第1夜は、原作に忠実に。第2夜は、犯人側の視点から描くという三谷オリジナルの新たな挑戦が散りばめられた構成となる。

 そして、この物語の主人公・名探偵ポアロならぬ名探偵・勝呂武尊(すぐろたける)を演じるのは、民放のテレビドラマでは初主演、フジテレビドラマ初出演となる狂言師・野村萬斎。三谷幸喜をして「彼をおいて和製ポワロを演じられる人はいない!」と言わしめるキャスティング。三谷と野村は、2011年の舞台「ベッジ・パードン」で演出家と主演として初めてタッグを組んだのみ。テレビドラマでは初の組み合わせとなる。野村も「初めてのフジテレビ、初めての三谷映像作品への出演、分厚い台本に度肝を抜かれましたが、今からわくわくしています!」とのコメントを寄せている。

 フジテレビ開局55周年特別企画『オリエント急行殺人事件』は2015年新春放送予定。

《花》

特集

【注目記事】
【注目の記事】[PR]

この記事の写真

/

関連ニュース