本気度を世界に示す……HTCのチョウCEOが最新モデルをアピール
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新端末の詳細については既にKDDIが7月末に先行して発表を行った通りだが、この日のイベントでは8月29日から日本国内で発売されることが明らかにされた。日本を皮切りに、続いて台湾や香港、南アジアにも「HTC Butterfly 2」の製品名で展開が広げられる予定。
本体には約5.0インチのフルHD液晶ディスプレイを搭載し、背面に備えた2つのカメラユニットで奥行き情報の豊かな静止画が撮影できる「DUO CAMERA」や、撮影後の画像で任意のポイントをタッチしてフォーカスが選択できる「UFocus」の機能などを特徴としている。オーディオも米Harman社との共同開発によるDSP技術「LiveStageシグナル・プロセッシング・テクノロジー」が採用されたほか、JBLのイヤホンが同梱されるなど高音質なスマートフォンであることもアピール。CDの音質を超えるハイレゾ音源のデコード、およびイヤホン出力でのリスニングにも対応した。
イベントにはHTC CorporationのCEOであるピーター・チョウ氏が来日し駆けつけた。新製品の日本発売に向けて「HTCは製品とサービスを通じて、人と人のコミュニケーションを情熱を持ってサポートしてきた。日本でのHTC J One、HTC J butterflyの成功も記憶に新しいところだが、今回の新製品もデザイン、インテリジェンスの両面で優れていることが多くの方々に伝わるだろう。私たちの本気度を世界に示したい」と意気込んだ。
新しい"butterfly”の出来映えについて、チョウ氏は「オリジナルモデルを継承しながら、外観はとても美しくそれでいてミニマルなデザインに仕上げた。最もシンプルでピュアな体験をユーザーに届けたかった」とした。またカメラやサウンドのリッチな機能についても言及。「イノベーションをリードしてきたHTCが、日本を含む世界のユーザーにどうすればベストなユーザー体験を届けられるか真剣に追求してきた。KDDIと一緒に"Best in Class”を提供することが本機の使命。多くのユーザーが新しいバタフライを愛してくれると確信している」と述べ、出来映えに自信をみせた。
続いてKDDIの代表取締役社長 田中孝司氏がゲストとして登場し、チョウ氏とともに新しいHTC J butterflyの開発背景についてトークを展開した。
新端末を日本で最初に発売する理由について、チョウ氏は「製品がKDDIとの共同開発であるということが一つ。また日本のユーザーの皆様から沢山のコメントやフィードバックをいただいて進化を遂げることができた端末なので、最新モデルのローンチもぜひ日本で最初に行いたかった」と説明した。
トークがKDDIのネットワークに及ぶと、チョウ氏は「KDDIのネットワーク品質は世界でトップクラス。私たちは長いパートナーだが、KDDIがいかにネットワーク品質に投資して、ベストクオリティに到達するために努力してきたかということをよく知っている」とコメント。田中氏は8月15日から17日まで東京ビッグサイトで開催された「コミックマーケット86」で実施した移動基地局によるエリア対策や、台風被害が頻発する沖縄県での基地局バックアップ電源の取り組みなどに触れながら、ユーザーがいつでも快適に利用できるよう、ネットワークの品質維持に関連する取り組みに力を入れていることを紹介。「LTEネットワークの人口カバー率は今年の7月に800MHzが99%、2.1GHzが91%に到達した。2つの帯域をアグリゲートして150Mbpsの高速通信サービスも展開している。WiMAX 2+のサポートも含めて、エリアの広さだけでなくスピードの面でも皆さんの期待に応えていきたい」と続けた。
《山本 敦》
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