海外旅行でのカード利用、思わぬトラブルにも対応できるのは? | RBB TODAY

海外旅行でのカード利用、思わぬトラブルにも対応できるのは?

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各種決済方法の違い
各種決済方法の違い 全 1 枚
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 海外旅行におけるショッピングは楽しみの1つだが、大量の現金を持ち歩くことは、やはり大きな不安要素だ。それを解消するのが各種カードだが、その利用形態が最近少し変わりつつある。

 海外(特に欧米)では、クレジットカードで高額決済、少額~中規模の金額を決済するのはデビットカードで、という決済スタイルが主流となっている。デビットカードは、商品購入時に銀行の預金口座から即時(一部例外あり)に料金が引き落とされるサービス。銀行口座の残高の範囲内で、加盟店で使えるため、国内でも活用している人は多いだろう。

 そして、これをVisaの使えるところならどこでも使えるようにした「Visaデビット」だ。24時間使え、ネットでも使え、ATM手数料不要、一部ポイントがつくカードもあるのが特徴となっている。口座から即引き落とされるため使い過ぎの心配もないデビットのメリットも、そのまま甘受できる。Visaデビットでは、引き落としがあるとその都度スマホや携帯に連絡が来るのも、家計簿代わりに使える利点となっている。

 そんなVisaデビットだが、海外ATMでも、自分の口座から直接に、現地通貨を引き落とすことができる。そのため、わざわざ両替所を見つける手間や行列に並ぶ手間を省くことができるという。さらに盗難や紛失にあっても、現金であればそのまま悪用されてしまうが、カードであれば、それを防止できる。万が一被害に遭った際でも保障や保険がついているので安心だろう。そしてなにより、海外で利用できるデビットカードは、日本ではVisaデビットだけなのだ。

 トラベルジャーナルの調査によると、海外旅行を経験した人が遭遇したトラブルのなかで、「私物の盗難・紛失」が全体の約75%を占めており、そのなかでも「現金」が最多だという。日本人=現金を持っていてかつ、相手にとって狙いやすい存在と思われているためだ。さらに節約アドバイザーの丸山晴美氏は、日本円から現地通貨への両替はレートが悪かったり、手数料が高いケースがほとんどとなっている(逆両替も同様)と指摘する。これらのことから、「手持ちで持つ現金は最小限にして、決済はクレジットカードやVisaデビットといった、海外でも利用できる電子決済手段をメインにすること」が大切といえるだろう。

《冨岡晶》

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