V-Low放送とFM放送の受信に対応する、ハイブリッド防災ラジオが発売へ | RBB TODAY

V-Low放送とFM放送の受信に対応する、ハイブリッド防災ラジオが発売へ

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「TAXAN MeoSound VL1」イメージ
「TAXAN MeoSound VL1」イメージ 全 2 枚
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 加賀ハイテックは27日、V-Lowマルチメディア放送とFM放送の受信が可能で、いずれの緊急信号でも自動起動する新時代のハイブリッド防災ラジオ「TAXAN MeoSound VL1」の商品化を発表した。9月1日より受注を開始する。

 アナログテレビが廃止となり、そこで使用されていた周波数(VHF帯)「V-High」(VHF10-12チャンネル、207.5~222MHz)と「V-Low」(VHF1-3チャンネル、90~108MHz)について、V-Highでは、すでに全国向け放送(モバキャス)として「NOTTV」が放送されており、V-Lowでは、“地方ブロック向けマルチメディア放送”が予定されている。

 「TAXAN MeoSound VL1」は、「V-Lowマルチメディア放送」と「FM放送」の緊急信号を受信すると、スイッチを切っていても確実に自動起動し、警報音(音声)・緊急アラームランプ(光)・カラー液晶画面(文字)によって、災害情報があることを通知する。緊急時は、通常の放送を受信していても、即時割り込み処理を行い、災害情報を最大音量で放送、液晶画面には災害の種類や状況を文字で表示する。

 緊急警報ボタン、LEDライトなども搭載。防水仕様で、AC電源・内蔵電池・乾電池のいずれにも対応する。

 なおエフエム東京では、これを受けて、V-Lowマルチメディア放送を活用した新しい防災情報システムの導入を、全国の自治体に働きかけていく方針だ。V-Lowマルチメディア放送による防災情報配信は、「音声に加え、文字その他多彩なデータの一斉配信」「エリアコードにより局所的な情報を複数同時並行で配信する」などの利点がある。さらに、J-Alert、L-Alert(公共情報コモンズ)や自治体システムと接続することで、自治体や公共機関からの緊急情報を瞬時に一斉配信することも可能。

《冨岡晶》

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