Airレジが、飲食店のおもてなしを変える!? 従業員満足度の重要性
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執行役員の大宮英紀氏は、「デバイスを使う人は増えたが、店の業務はカウンターを見ると旧態依然としており、あまり変化が起こっていない」として、Airレジのビジネスチャンスを強調。無料である点、最短5分でいつでも直観的に操作できる点などの強みをアピールした。
Airレジはリリース以来4ヵ月で4万アカウントの登録があり、今年度中に10万アカウントを目標としているという。大宮氏によると、それも早い時期に達成できる見込みだ。
現在、Airレジはヘアサロン、酒蔵、イベント会場などで使われているが、美容業界の予約が旅行に次ぐ勢いで急成長しているという。
Airレジは現金以外、クレジットカード決済も可能で、データをクラウドにリアルタイムに反映。どこからでも売上を確認できる。売れた時間も確認可能だ。今後はリアルタイムの分析を強化していきたいと、大宮氏は話す。
また、外食産業への業務を支援するという意味では、八面六臂との提携も見逃せない。八面六臂は鮮魚流通の卸業者。よい素材などが入った場合には店側にその情報がプッシュされる。もしこれらの提携が他の卸にも広がれば、仕入れの仕方にも変化がでてくるかもしれない。
会場には、ITジャーナリストの林信行氏と、鳥貴族の専務取締役・中西卓己氏も登場。林氏はミラノのハンガーガー店や香港のショップでのiPadの導入事例を紹介しながら、「(今後は)雨の日などにはこういうものが売れるとか、ビッグデータと連携したものができればいい」と話した。また、どこでも同じサービスが提供されるようになる危険性も示しながら、個性や人間らしさを残したまま効率化されるのが望ましいと語った。
鳥貴族を経営する中西氏は、1985年に1号店を立ち上げたときからのニーズや利用の変化について言及。「PCとスマホサイトを立ち上げているが、スマホが2.5倍のアクセスがある。伸びではPCが120%、スマホが200%だ」として、スマートフォンの利用が圧倒的に増えている現状を紹介した。特に、利用のピークが5時になることから、その日その場で集まってどこいこうかというのをスマホで決定する、という利用が増えているのではと話した。なお、これらITツールについては、「正直、飲食業界全体が、ちゃんとIT技術を使いこなせてない。メリットが知らないなど、問題がある」として希望としては、「具体的なものはないが、大枠で言うとそれをすることで仕事量が減って楽になる、時間が減って楽になる、人件費が減って楽になるツールだ。そこで効率化した分を原価にまわし、いい料理を提供できる」などが重要だとした。
リクルートライフスタイルの大宮氏は、顧客満足度も大事だが従業員満足度が生まれてこないことには、おもてなしは単なるスローガンになるとして、現場の業務効率化の大切さをアピールした。
《RBB TODAY》
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