【レビュー】業界最安値の格安SIM「ワイヤレスゲート Wi-Fi+LTE」を試す
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最大250kbpsの通信速度環境で、実際にアプリやコンテンツサービスの使い心地がどれほどのものなのか試してみた。
インターネットブラウジングはテキストベースのニュースサイトブログを中心に閲覧する分には不満を感じない。Xiの高速通信に比べるとページの表示速度は多少もたつく感覚はあるものの、ひどくストレスを感じるレベルではない。TwitterやFacebookなどソーシャルアプリの閲覧や投稿、メールアプリについても問題なくスムーズに利用ができた。
コンテンツ配信系のアプリはどうだろうか。YouTubeやDailymotionで動画を視聴してみると、さすがに所々ストリーミングが途切れてしまい、音楽PVのコンテンツなどは一曲分見終わるのにやや根気が必要だ。
音楽ストリーミングは、曲のビットレート設定が320kbpsと128kbpsから選択ができる「ひかりTVミュージック」アプリを試してみたが、元々アプリがWi-Fi以外でインターネットにつながっている場合には128kbps品質に固定される仕様になっているため、バックグラウンドで動いているアプリを停止しておけば安定したリスニングを楽しむことができた。48kbpsで提供されているradiko.jpのラジオ番組も快適に聴取できるので、例えば国内での長旅のお供にも最適だ。
これらのエンターテインメント系コンテンツのストリーミングを楽しむ際にも、月間のデータ通信容量制限を気にすることなく“使い放題”で利用できることが大きなポイントだと思う。ちょっとした暇つぶしにスマートフォンを活用できることの幅が広がる確かな実感が得られる。
ワイヤレスゲートが提供するWi-Fiスポットも今回改めて都心の街中を歩きながらテストしてみてもよく見つかるし、よくつながる。YouTubeなどWeb動画をしっかり楽しみたい時や、オンラインゲームアプリを利用するときなどには積極的に活用したいサービスだ。
■入門者からヘビーユーザーまで選び甲斐のあるSIMサービス
利用開始までのナビゲーションがとても丁寧で、MVNO SIMの入門ユーザーにもわかりやすいパッケージになっている。SIMカードを購入して、必要なときにすぐに使い始められるスピード感もよい。480円から格安SIMカードを体験できる点に注目が集まりがちだが、月間10GBの大容量をサポートするプランを提供しているMVNOもまだ少なく、ヘビーユーザーにとっても満足度の高いサービスが誕生したと言えそうだ。幅広いユーザー層に魅力をアピールできるだろう。今後はSIMフリー端末付きのプランや、音声通話SIMのプランについてもサービスの拡大を期待したい。
《山本 敦》
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