綾野剛主演『そこのみにて光輝く』が最優秀監督賞……第38回モントリオール世界映画祭 | RBB TODAY

綾野剛主演『そこのみにて光輝く』が最優秀監督賞……第38回モントリオール世界映画祭

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綾野剛&池脇千鶴&呉美保(監督)/『そこのみにて光輝く』 in モントリオール世界映画祭
綾野剛&池脇千鶴&呉美保(監督)/『そこのみにて光輝く』 in モントリオール世界映画祭 全 13 枚
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今年4月に封切られた、綾野剛の主演映画『そこのみにて光輝く』が、カナダ・モントリオールで開催された第38回モントリオール世界映画祭で、グランプリに次ぐ「最優秀監督賞」を獲得! このほど、綾野さんを始め、共演の池脇千鶴から喜びのコメントが到着した。

短い夏を迎える函館を舞台に、愛に恵まれずに生きてきた男女が命をかけて愛し合う姿を描く本作。原作となったのは、およそ20年前の純文学で、何度も「芥川賞」の候補に挙げられながらも、ついぞ光を浴びることなく自ら命を絶った作家・佐藤泰志が残した唯一の長編小説だ。

本年度の「ワールド・コンペティション部門」に出品されていた本作。メガホンを握った呉美保監督は、授賞式のスピーチで「賞の名前は『監督賞』という名前ですが、ひとりでとれるものではなくて、みんなの力があってこそのものだと思います。みんなでここまでこれたし、本当に良かったなと思います。この映画の原作を書かれた作家・佐藤泰志さんは芥川賞候補に何度もノミネートしながらも賞に恵まれず、不遇の死をとげました。この賞を獲得し佐藤さんが報われたかなと感じています。佐藤泰志さんにおめでとうございます!!」と喜びを爆発させた。

また、主演を務めた綾野さんは「風が吹いたなって感じです」と喜びを噛みしめる。さらに「佐藤泰志さんに届けられたかなと思います。この『監督賞』をきかっけに日本でも多くの人に届くことを願っています。国と文化を超えてコミュニケーションをとれた実感があり、映画は改めて世界共通語だと思いました」と語る。

一方の壮絶な人生を送るヒロインを演じた池脇さんも、「がらにもなく興奮してしまいました。監督すごくがんばったと思うのでいいご褒美ですね。私もすごく嬉しいです」とコメントを寄せている。

また、今年の同映画祭では吉永小百合が初めて企画担当として参加した主演作『ふしぎな岬の物語』が「コンペティション部門」に出品され、「審査員特別賞グランプリ」と「エキュメニカル審査員賞」のW受賞を果たしている。




『そこのみにて光輝く』はテアトル新宿ほか全国にて公開。

綾野剛、主演作がモントリオールで“最優秀監督賞”! 「風が吹いたな」と歓喜

《text:cinemacafe.net》

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