空中に3D映像を投影するディスプレイ「ハプトミラージュ」を開発 慶大
エンタープライズ
ハードウェア
注目記事

ユーザーは特殊な眼鏡をかけることなく、広い範囲から立体映像として観察できる。複数のユーザーが同時にそれぞれの立ち位置から適切な3D映像を閲覧可能で、約150度の広い視野角を実現している。また、ユーザーと映像の間には障害物となる構造がないため、直接手を伸ばして操作したり、空中に3Dコンピュータグラフィックスのスケッチを描いたりするといったことも可能だという。
ユーザーの視点位置をモーションキャプチャにより計測し、その頭部位置に対応した両眼視差映像を液晶ディスプレイに表示。この映像を空間中に結像するが、このままでは左目用の映像と右目用の映像が両眼に入ってしまうため、さらに透明液晶ディスプレイを配置し、光線の進行方向を調整する仕組みだ。
今後、公共空間におけるデジタルサイネージ、博物館におけるインタラクティブ展示、アーケードゲームなどのエンターテイメントシステムなどの分野において、活用が期待される。
本研究は、JST戦略的創造研究推進事業の一環として行われたもので、9月2日~4日に開催されるゲーム開発者カンファレンス「CEDEC2014」(パシフィコ横浜)において展示公開される予定。
《冨岡晶》
特集
この記事の写真
/
関連ニュース
-
たまごパックが、3Dゲームの舞台に
エンタープライズ -
「スポンジ・ボブ」初の3D映画、2015年春休みに公開決定
エンタメ -
3Dプリンターの活用方法と事例に驚く生徒たち
ブロードバンド -
国内初、Photoshopからの3Dプリントを実現……DMMとアドビが連携サービスを発表
エンタープライズ -
凸版と東北大、デジカメ画像から全自動で3Dモデルを生成できる画像処理技術を開発
ブロードバンド -
米Google、3D空間認識技術「Project Tango」開発者向けにTegra K1搭載タブレットを提供
IT・デジタル -
サイバーエージェントら、3Dプリント活用マーケットのカブクに出資
エンタープライズ -
DNP、3Dプリンタ向けセキュリティを開発……危険物製造や著作権侵害を防止
ブロードバンド