ドコモ、新料金プランに「データくりこし」など追加……データ量が使いやすく
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今回発表されたのは、データ通信料金の「パケットパック」に8GBで月額6,700円の「データLパック」を追加、使わなかったデータ量を翌月に繰り越せる「パケットくりこし」の導入、パケットパックの容量を使い切った時に購入できる追加購入データ量の利用期間延長の3つ。
1人向けパケットパックに8GB/6,700円の「データLパック」が追加される。このプランの追加により、パケットパックの選択肢は2GB/3,500円、5GB/5,000円、8GB/6,700円、10GB/9,500円、15GB/12,500円、30GB/22,500円となる。8GBのプランは、5GBでは足りないかもしれないが10GBでは余りそう、という人にとって有力な選択肢となるだろう。また、auの新料金プラン「カケホとデジラ」の8GB/6,800円を意識してきっちりと「当ててきた」という印象も受ける。
「データくりこし」は、データ容量を1GB単位で次の月に繰り越せるサービス。シェアしている家族で分け合うことも可能となっているので、これまで月末近くにシェアパックの残りデータ量を確認し「残すのはもったいないから使いきらなくては」などと考えていた筆者のようなユーザーには嬉しいサービスだろう。
ビジネスなどで画像や動画などをやり取りすることがあるユーザーや動画をストリーミングなどで視聴することがあるユーザーは、翌月まで使えるということを考えて、今より大きなプランへの変更を検討してもいいだろう。
考えてみれば、「繰り越し」という考え方は、FOMAの料金プランで「分けあい」と並んでおなじみだった。携帯電話の利用シーンが音声通話中心からデータ通信中心へと移っていく中で、慣れ親しんだこれらの考え方はユーザーにもなじみやすいのではないかと思う。
3つ目の改定は、パケットパックの利用可能データ量を超えても通常速度で利用したいという時に1GB/1,000円で購入できるデータ量の利用期間についてだ。これまでは購入月の末日となっていたが、これが翌月末日まで1ヵ月延長となる。「データくりこし」はデータ量があまった時にうれしいサービスだが、こちらは足りなくなった時にうれしいサービスとなっている。
「カケホーダイ&パケあえる」は料金プランの大きな転換で、ドコモにとっても探り探りという面もあるだろうが、ユーザーにとってメリットが大きい今回の改定は評価できる。今後も、ユーザーにとってわかりやすく使いやすい料金プランになるよう期待したい。
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