佐藤健、「本当の意味で伝説」『るろ剣』の苦くも充実した日々を語る
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「週刊少年ジャンプ」(集英社刊)で人気を集めた和月伸宏の漫画の実写化として第1作が2012年に公開。さらに今年、原作ファンの間で根強い人気を誇る「京都編」が『京都大火編』とこの『伝説の最期編』の二部作で映画化され、ついに完結を迎える。
映画を観終わったばかりの観客の拍手と歓声に迎えられ、佐藤さんらは客席の間を歩いて登壇! 佐藤さんは客席を見渡しつつ「みなさんの顔を見たら、言うことを忘れてしまいました…(苦笑)。今日で(『るろうに剣心』に関わるのが)最後だと思うと寂しいし、感慨深いです。スタッフが最高の現場を用意してくれて、こんな幸せな現場はないなと思っていました。(現場は)360度見渡しても明治の時代で、立っているだけで剣心にさせてもらいました。僕に出来るのは、そこからどこまで行けるか? 原作でも見たことない剣心を見せたくて、『限界を超える』とテーマに臨みました」と力強く語った。
剣心の前に立ちはだかる志々雄を演じた藤原さんは、殺陣では剣心、蒼紫(伊勢谷さん)、左之助(青木さん)、斎藤(江口さん)の4人を同時に相手にするシーンも! 「健くんと伊勢谷くん、江口さん、ムネくんに囲まれたときは、正直『めんどくさ!』と思いました(笑)。ケガをさせちゃいけないし、『もう殺してくれ!』」と何度、刀を投げたことか…」と苦しくも充実した撮影の日々を述懐する。
伊勢谷さんは「みなさんと叩き合い、斬り合ったのは本当に楽しかった! やっているときはしんどくて『早く終わんねーかな』と思ってましたが、終わると公開が待ち遠しくなって、でも(公開されると)せっかくの思い出が薄れてしまうような気持ち」と複雑な心境を吐露。神木さんも「本当にこの日を楽しみにしてたんですが反面、もう宗次郎としてこの作品に関われないと思うとすごく寂しい」と胸の内を明かしつつ「でも『京都大火編』『伝説の最期編』と全てを出し切って悔いはありません!」と笑顔を見せた。
大友監督はついに公開を迎えた本作を「大事な子どもです! かわいがってください」と観客に託す。佐藤さんは最後に「俳優人生の中で一生のうちで会えるか会えないかという作品に出合えたと思っています。本当の意味で伝説として残せたら」と強い思いを口にし、会場は熱い拍手に包まれた。
『るろうに剣心 京都大火編』および『伝説最期編』はいずれも全国にて公開中。
佐藤健、『るろ剣』公開に寂しさも「本当の意味で伝説に!」と観客に託す
《text:cinemacafe.net》
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