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【レビュー】海外の旅に格安で使えるSIMカード……「Travel SIM」を使ってみた

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ベルリンへの旅行でTravel SIMを使ってみた
ベルリンへの旅行でTravel SIMを使ってみた 全 18 枚
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■日本からのコールはスカイプを併用するとお得

 日本からTravel SIMの番号に電話をかける場合はエストニアへの国際発信になるので、相手側の通話料金が高額になることもある。そこで活用したいのがスカイプだ。相手側にスカイプから固定電話・携帯電話に通話できる「Skype Out(スカイプアウト)」を使ってもらうことで、発信側は無料で通話ができるサービスもある。Travel SIMの端末側はWi-Fiネットワークやデータ通信網を掴んでいなくても、普通の通話としてスカイプの着信が受けられるのでとても便利だ。

 設定方法はまず電話から「*146*711#」に発信する。「USSDコードを実行中」というメッセージが表示されてから、しばらくすると「Skype/Viber calls are enabled. Incoming calls from Skype/Viber are charged」というメッセージが出て、設定完了となる。

 友人や家族にはスカイプアウトを使って自分の電話番号「+372」のあとに「800」を付けて発信してもらうだけだ。スカイプ通話の場合は受信者側が「0.15ユーロ(約21円)/1分」課金される仕組みになっている。1時間で9ユーロ(約12,60円)ぐらいになる計算なので、割と使いやすいサービスだと言えるだろう。

■海外の長期滞在や国をまたいで旅行するユーザーに必携のアイテム

 ほかにもテザリングについては国と接続キャリアによって対応状況が異なるため、公式に対応をうたってはいないが、今回のドイツ滞在、および日本でも使ってみたところ接続ができた。仕事で急ぎPCの中にあるデータをメールで送らなければならない場面などに重宝しそうだ。

 実際に使ってみて、海外に長期滞在する方々にはおすすめしたいSIMカードだと実感した。通信を使いたい分だけチャージしおくこと以外にランニングコストは不要だし、現地でSIMカードを購入して使う場合と変わらない格安での通信ができる。しかも外国語やデジタル機器の操作が不得手な方にも簡単に利用ができる。ヨーロッパ圏内を頻繁に移動する旅に出かける方にもTravel SIMは必携だと思う。LTE対応のカードも近く発売されることを期待したい。
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《山本 敦》

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