ランナーと観戦者が体験共有……メガネ型ウェアラブル端末を大阪マラソンで使用
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同プロジェクトには、タレントの檜垣さゆりやウェアラブルデバイスの第一人者、神戸大学塚本昌彦教授のほか、5名程度が参加、情報の視認性や情報配信頻度、ウェアラブル端末の装着感などが検証される。
実証実験にはソニーが開発したメガネ型端末「SmartEyeglass」を使用、発表会場には同端末を装着した女性ランナーが、ランニングマシンの上で走るデモがおこなわれた。
今回、ケイ・オプティコムはACCESSと共同でメガネ型端末に向けたアプリケーション「グラッソン(Glassthon)」を開発、各種センシング機能と、メガネ型端末と連携したスマートフォンのGPSによる位置情報などを活用し、ランナーの状況に応じた情報を提供する。
メガネ型端末を装着したランナーには、1kmごとのラップタイムや5kmごとの通過順位、消費カロリーなどの情報のほか、”もうすぐ通天閣が見えてきます”といった観光案内から、“ここのトイレが混んでます”といったトイレ情報までが提供されるといい、さらに、TwitterやFacebookとも連携して観戦者からの応援メッセージなども受け取れる。
一方、観戦者側には、ケイ・オプティコムが提供するウェブサービス「ランナーズ・アイ」を通じて、地図上でランナーの現在地を確認できるほか、応援者が現在地を登録するとランナーの到着予測時間を知らせることも可能。搭載されたカメラによりランナーが見ている風景を動画で共有できたりもする。
同プロジェクトについて同社担当者は「当社は2011年から大阪マラソンにメインスポンサーとして参加して、情報通信事業者として毎年面白いプロジェクトを展開しています。直接的にすぐサービスにつながらないかもしれませんが、情報通信の可能性を感じてもらい、未来のネタとなるものを提供していきたい」と狙いを話す。
ウェアラブル端末をスポーツに取り入れたこの実証実験、将来的に本格的なサービスにつながると、これまでの競技者と観戦者の関係を変える新たなコミュニケーションツールとなりそうだ。
《編集部》
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