坂本美雨、ファンとして“TKソング”を歌う。小室哲哉、「坂本龍一とやりやすくなった」
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坂本は、7歳の頃から小室のファンだったという。「TM NETWORKやソロのプロデュース・ワークはもちろん、小さな頃から大好き。10歳からニューヨークにいて、ネットが無い時代だったが、がんばって情報収集してファンをやっていた」と語った。その後、坂本と小室は、坂本の父親である坂本龍一を通じて交流を深め、2011年には坂本のアルバム収録曲の作曲を小室に依頼するまでに至った。また、1991年にリリースの小室ソロ楽曲「永遠と名づけてデイドリーム」を坂本がカバーしたことも話題となった。
ライブ内で小室は、「『教授(坂本龍一)の娘さんが、(小室の)音楽を気に入ってくれてるらしいよ』と噂で聞いて、最初は恐縮していた」と、キーボーディストとして、音楽プロデューサーとして、“偉大な先輩”である坂本龍一に対して畏敬があったことを示した。続けて、「でも、娘さんが好きだったら『しょうがないな~』って感じですよね。その後は、(教授とのやりとりが)やりやすくなりました。美雨ちゃんにお礼言わないとね」とユーモアを含めて語った。
このような坂本龍一に関する話を挟みながら、坂本龍一プロデュースによる坂本美雨の楽曲も演奏。小室は演奏した曲について「音楽的に素晴らしい曲。ピアノのコードを弾かなくても、指1本と歌だけで和音が、音楽が成り立つ」と音楽理論的に解説した。
また、小室は坂本の声質を「(小室の曲は)キーが高いが、(坂本は)難なく声が出る」と評価し、それに対し坂本は、「(小室がプロデュースしてきた)女性アーティストの方々は声が独特で。(第一声で)すぐに誰かわかる」と、的確な分析を返した。
坂本美雨による「小室哲哉曲の披露」は、10月4日にも、大阪の『Billboard Live OSAKA』で開催される。
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