【CEATEC 2014 Vol.32】富士通、インテル「RealSense」の技術と連携した3Dプリンター活用提案
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インテルの「RealSense」はユーザーのジェスチャー操作や音声/顔認識などを活用して、PCに次世代のユーザーインターフェースを実現することを目的に開発された技術だ。年初に開催されたCESで発表された奥行き情報を認識できる3Dカメラは、人間の目のように被写体の奥行きに関する正確な情報をキャプチャーできることが特徴だ。この3Dカメラを内蔵したPC製品はまだ国内で商品化されていないが、開発に取り組む富士通が今回、デスクトップ用の一体型パソコンのプロトタイプをCEATEC会場展示。「RealSense」を活用したジェスチャー入力対応のゲーム体験を披露した。
もう一つの活用事例として、3Dプリンターを組み合わせたアプリケーションのデモも公開している。「RealSense」の3Dカメラでキャプチャーした人物の顔情報からモデリングデータを作成して、実際に3Dプリンターで製作する一連の流れを実現した。開発意図について展示スタッフは「最近では3Dプリンターへの注目が高まっているが、元の3次元データは意外に製作するのが難しい。RealSenseを活用することで、3D製作用のデータがより簡単につくれるような仕組みを提案したいと考えた」ことがきっかけになったと説明する。
デモでは実際に女性スタッフの顔をキャプチャーして、3Dプリンターで出力する作業の工程が紹介されている。アプリケーションは現在開発中だが、同時にRealSense搭載PCの発売についても同時に準備が進められている段階だ。
《山本 敦》
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