“第3の中国茶”プーアル茶は大人のイメージ……アサヒ飲料がRTD投入
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日本市場における近年の中国茶市場はウーロン茶、ジャスミン茶がほとんどを占めている。アサヒ飲料の調査によると、ウーロン茶とプーアル茶ではイメージの違いがあり、食事のお供や脂肪の吸収を抑えるイメージのウーロン茶に対し、リラックスや大人の気分が味わえるイメージはプーアル茶にあるという。
またプーアル茶の飲用実態(中国茶)と購入意向を調べた結果、ジャスミン茶と並ぶ認知率と飲用意向を兼ねそろえていることが分かった。プーアル茶の主な生産地である中国からの相手輸出国では、日本が世界第2位と、家庭用茶葉は需要が高い。
このように“期待値”が高いプーアル茶だが、これまで市場にはプーアル茶をブレンドした飲料はあったものの、プーアル茶のRTD(レディ・トゥ・ドリンク。購入後そのまま飲める容器入り飲料)がほとんど出回っていなかった。アサヒ飲料ではその点に目をつけ、「アサヒ 宮廷プーアル茶」を開発した。
「アサヒ 宮廷プーアル茶」は、プーアル茶ならではのコクとまろやかさを訴求する。アサヒ飲料によると、「宮廷プーアル茶」は清朝時代に中国の宮廷に献上されていたお茶であり、通常のプーアル茶と比べ苦みや渋みが少ないという。プーアル茶葉市場では、茶葉の品質を最上級の「特級」から6等級にクラス分けすることが多いが、「特級」の中でも若い葉を多く含む茶葉をさらに「宮廷」クラスとする場合がある。
アサヒ飲料は、「アサヒ 宮廷プーアル茶」でまろやかな味わいと優しい後味を実現した、と自負する。関係者によると、プーアル茶初体験の人も意識し、プーアル茶本来の独特な風味を活かしつつも飲みやすさを重視した。「多忙な中で『自分だけ』の静かなひとときを感じられる自信作だ。仕事や家事で忙しい女性たちのオンタイムを『アサヒ 宮廷プーアル茶』が応援する」。
《高木啓》
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