「夫は外、妻は家庭」過半数の女性が反対 | RBB TODAY

「夫は外、妻は家庭」過半数の女性が反対

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「夫は外で働き、妻は家庭を守るべきである」という考え方に対する意識
「夫は外で働き、妻は家庭を守るべきである」という考え方に対する意識 全 6 枚
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 「夫は外で働き、妻は家庭を守るべきである」という考え方に反対する人の割合は49.4%で、賛成の44.6%を上回る結果となったことが、内閣府が11月4日に発表した「女性の活躍推進に関する世論調査」より明らかになった。

 同調査は、全国20歳以上の日本国籍を有する5,000人を対象に、女性の活躍推進について個別面接聴取を行い、3,037人の有効回答を得た。調査期間は8月28日~9月14日。

 「夫は外で働き、妻は家庭を守るべきである」という考え方について、「賛成」44.6%、「反対」49.4%、「わからない」6.0%と反対が賛成を上回る結果となった。前回(平成24年10月)の調査と比べ、賛成が7%減少し、反対が4.3%増加した。性別にみると、反対の割合は男性(46.5%)よりも女性(51.6%)の方が多い。年代別にみると、反対の割合は50代(57.3%)や20代(56.1%)が多い。

 賛成とする理由(複数回答)は、「妻が家庭を守った方が、子どもの成長などにとって良いと思うから」59.4%、「家事・育児・介護と両立しながら、妻が働き続けることは大変だと思うから」37.3%、「夫が外で働いた方が、多くの収入を得られると思うから」27.0%などがあげられた。

 一方、反対とする理由(複数回答)は、「固定的な夫と妻の役割分担の意識を押し付けるべきではないから」48.5%、「妻が働いて能力を発揮した方が、個人や社会にとって良いと思うから」42.6%、「夫も妻も働いた方が、多くの収入が得られると思うから」42.3%、「男女平等に反すると思うから」35.7%などがあげられた。

 女性が職業をもつことについて、「子どもができても、ずっと職業を続ける方がよい」がもっとも多く44.8%、次いで「子どもができたら職業をやめ、大きくなったら再び職業をもつ方がよい」31.5%、「子どもができるまでは、職業をもつ方がよい」11.7%、「結婚するまでは職業をもつ方がよい」5.8%、「女性は職業をもたない方がよい」2.2%となった。「子どもができても、ずっと職業を続ける方がよい」と回答した割合は、男性(43.5%)よりも女性(45.8%)が多く、年代別では50代(52.7%)が多い。

 女性は職業をもたないほうがよいとする理由は、「子どもは母親が家で面倒を見た方がいいと思うから」「女性は家庭を守るべきだと思うから」など。一方、もった方が良いとする理由は、「女性が能力を活用しないのはもったいないと思うから」「女性も経済力を持った方がいいと思うから」などがあげられた。

《工藤めぐみ》

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