北野武監督、最新作!今度は元ヤクザの “ジジイ”たち
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本作の主人公は、なんと引退した元ヤクザの“ジジイ”たち。金無し、先無し、怖いモノ無し!? 何もかも失った彼らは、普通のジジイに収まれるはずもなく、毎日くすぶっている。ある日、オレオレ詐欺にひっかかってしまった元組長の龍三(藤竜也)。「若い者に勝手な真似はさせられねぇ」と、昔の仲間を呼び寄せ、世直しに立ち上がる!
2012年、初日2日間の観客動員ランキングで北野監督史上初となる興収第1位を獲得する大ヒットを記録した『アウトレイジ ビヨンド』。以来2年ぶり、通算17作目となる本作は、その前作とは打って変わって、引退したヤクザたちのその後をコメディ・タッチで描き、新境地を切り開いた。
龍三親分を演じるのは、本作が北野監督作品に初出演となる『私の男』『柘榴坂の仇討』の藤竜也(73)。七人の子分たちには、こちらも北野作品初参加となる近藤正臣(72)、『アウトレイジ ビヨンド』に続く出演となった中尾彬(72)、さらに小野寺昭(71)、品川徹(78)、樋浦勉(71)、伊藤幸純(72)、吉澤健(68)といった渋い面々が登場。平均年齢72歳という豪華ベテラン俳優陣たちが、超高齢社会やオレオレ詐欺など、様々な逆境にも負けずに暴れまわる“ジジイ”たちを熱演する。
北野監督は、「今回の作品はメインキャストが高齢なんで、作品の公開日までとにかく元気でいて欲しい。誰かの遺作になっちゃったりしないよう、皆さんの健康が心配でしょうがないね」と、半分本気(?)のコメント。
「でも、『ローリング・ストーンズ』やポール・マッカートニーに象徴されるように、国際的にもジジイたちが大活躍している時代であることを、あらためて思い知れって若者たちに言いたいね。随所にギャグを散りばめ、コメディ・タッチに仕上げてあるから、世代を超えて楽しめる娯楽作品だな。笑ってくれればそれでいいよ」とアピールする。
また、初の北野作品参加となった藤さんは、「オファーの話を初めて聞いたとき、監督ご本人とは面識もなかったので“出てくれ、出てくれ詐欺”かと思いましたね」と切り返しながら、「北野監督はあまり指示を出さないので、自分のアンテナを鋭敏にしないといけないし、とても考えさせられました。ジジイたちにはボケ防止にちょうど良かったんじゃないかな」と、苦労の中にも自信を覗かせた。
詐欺で人々を騙す若者=“ガキ”を成敗しようと世直しに立ち上がる、元ヤクザのジジイたち。笑いを交えながらも昨今の社会問題に鋭く切り込む、気分爽快のエンターテイメントに今後も目が離せない。
『龍三と七人の子分たち』は2015年4月25日(土)より全国にて公開。
北野武監督、17作目最新作は元ヤクザの “ジジイ”が主役!?『龍三と七人の子分たち』
《text:cinemacafe.net》
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