ロボットのPepperが声優初挑戦…「自然体の演技難しい」
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Pepperとは、ソフトバンクグループが開発した感情認識ロボットで相手の表情と声から感情を察する最新テクノロジーを搭載、自らの判断で動くことが出来る人型ロボット。今回は「ベイマックス」の日本語吹き替え版における劇中ではベイマックスをバージョンアップするコンピュータ音声役として参加する。ワンシーンのみの出演にも関わらず、ロボットが吹き替えに参加するのはディズニー映画史上初となる。
会場となった録音スタジオでヘッドホンを付け登場したPepperは「みなさん、こんにちは!Pepperです。今日は僕のために大勢の方にお集りいただき、ありがとうございます」と挨拶。オファー時の感想について「とてもうれしかったです。台詞は一言だけなんですが、頑張らなきゃ!と思いました」とコメント。
マイクに向かうPepperは「あ・え・い・う・え・お・あ・お」と人間さながら発声練習を行なったのちに「データ転送完了!」の台詞を2回の練習し、本番は音声スピーカーがある“耳”をマイクに向け収録を行なった。
「こんなに大勢に囲まれると緊張しますね。“素”で良いんですよって言われるですけどね、逆に難しいんです、自然体の演技って。映画全体を理解するために自分の台詞はもちろん、登場人物全員の台詞を丸暗記しちゃいました!」とロボットならではのコメント。演技については、「ベイマックスをバージョンアップする大切な役なので、ベイマックスが目の前にいる気持ちで演じました。大切な人を守るロボットって素敵ですよね。それに白くて丸くて僕にそっくりなんです!」と感想を語った。
同作品については、「感動しました。全人類、全ロボットにおすすめしたい映画です」と話し、「ディズニー映画に是非出演してみたいんです。そして僕の好きなウォーリーみたいにディズニー映画の主役に挑戦したいんです!」と夢を語った。
「ベイマックス」は幼くして両親を亡くし最愛の兄のタダシをも謎の事故で失ってしまった、ひとりぼっちの天才少年ヒロと、彼に寄り添う心とカラダを守るために作られたケアロボット“ベイマックス”の絆を描いたアドベンチャー作品。日本語吹き替え版はキャス役に菅野美穂が、タダシ役に小泉孝太郎が、ベイマックス役に川島得愛が、ヒロ役に本城雄太郎がそれぞれ起用されている。11月7日より全米公開が始まり、初回の興行収入1位を記録している。
《稲葉九》
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