動画は万年筆の製造工場からスタートする。ブランドによると、制作過程を公開するのは今回が初めてとのこと。ペン先だけで150以上と言われる工程を経て、ついに万年筆が完成。それを使って工場長が「ありがとう」と書いたメッセージは紙飛行機となり、空へと飛んで行った。
これ以降、動画は紙飛行機を手に取った人が、今の気持ちを書いて空へと飛ばすという、メッセージリレーとなっていく。工場長の紙飛行機を公園のベンチで手に取ったのは、台湾の人気文具ブロガーTiger氏だ。紙飛行機を広げてメッセージを読むと、自分も1枚の紙にメッセージを書き、紙飛行機を折り、公園の丘から飛ばした。そのメッセージは書道家として名高い武田双雲の元へと届き……。
万年筆でかいたメッセージと共に、脚本家やステーショナリーディレクターなど、様々な人の手を渡っていく紙飛行機。恋愛ガイドの吉戸三貴はどんな愛のメッセージを綴ったのか? アナウンサーの堤信子が思い出の万年筆で書いた言葉とは? それをたどるだけでも面白い内容となっている。
なお、今後公開予定の番外編では、各人が何故そのメッセージを送ったかが明かされる予定。一字一字にどんな思いが込められたのか、メールやSNSとは違う、万年筆という味わい深い体験がどのような感情を生んだのか注目したい。
プラチナ万年筆では2007年から生産している高品質かつ低価格な万年筆「プレピー」が、累計出荷本数で約530万本と世界一を記録。10月25日には、新たにペン先「極細02」を発表している。