富士通研、光に照らされたものにID情報を埋め込む照明技術を開発
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富士通研究所は17日、照明から照射する光にID情報を埋め込み、その光に照らされた物品からID情報を復元できる照明技術を発表した。
識別情報をモノに直接貼り付けると、美観を損ねたり対応機種が限られたりするという課題があった。またエリア型の配信では、目の前にある商品など個々のモノ単位で情報配信するのが難しかった。
新技術では、LED照明から発する光の色を人の目には見えないレベルで変化させ、その光を照射したモノにID情報を付与する技術となる。照明から照射する光に目には見えない通信情報を埋め込むことで、照明に照らされたモノから、たとえばスマートデバイスなどのカメラへ情報を配布できるという。これにより、距離や電波にかかわらず情報配信が可能となる。また、モノの形状などは問わないため、博物館・美術館で展示物にスマートフォンをかざすだけで解説動画をストリーミング再生する、舞台上のタレントにスマートフォンをかざすだけで歌っている楽曲をダウンロードするといった用途も想定されている。
なお本技術はLED照明に限らず、たとえば、プロジェクターの照明に応用することも可能とのこと。今後は2015年度中の実用化を目指す。
識別情報をモノに直接貼り付けると、美観を損ねたり対応機種が限られたりするという課題があった。またエリア型の配信では、目の前にある商品など個々のモノ単位で情報配信するのが難しかった。
新技術では、LED照明から発する光の色を人の目には見えないレベルで変化させ、その光を照射したモノにID情報を付与する技術となる。照明から照射する光に目には見えない通信情報を埋め込むことで、照明に照らされたモノから、たとえばスマートデバイスなどのカメラへ情報を配布できるという。これにより、距離や電波にかかわらず情報配信が可能となる。また、モノの形状などは問わないため、博物館・美術館で展示物にスマートフォンをかざすだけで解説動画をストリーミング再生する、舞台上のタレントにスマートフォンをかざすだけで歌っている楽曲をダウンロードするといった用途も想定されている。
なお本技術はLED照明に限らず、たとえば、プロジェクターの照明に応用することも可能とのこと。今後は2015年度中の実用化を目指す。
《冨岡晶》
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