最新ネットワーク分析、全国の平均速度でソフトバンクのスマホが最速に……エリア別通信速度分析も実施
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iPhone 6/6 Plusが発売されて約2ヵ月が経過した。RBB TODAYを運営するイードは、スマートフォンの通信速度測定アプリRBB TODAY SPEED TESTのユーザーが計測した結果をもとに、NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクモバイルのネットワーク速度を比較・分析した結果をまとめた。
これまでイードおよびRBB TODAYではiPhone 6/6 Plusに関する幾つかの分析記事を発表してきたが、今回は、iPhone 6発売後、各キャリアの通信環境がどうなっているのかをもう少し全体的に見るため、iPhone 5s/5c以前の旧機種やAndroid端末を含む計測データを元に平均値を算出した。またiPhone 6/6 Plusのみのデータについては、さらに日本地図をメッシュ状に切り分けて細かく分析している。
iPhone 6/6 Plusが発売された9月19日から10月31日の間に、Android端末も含めたRBB TODAY SPEED TESTの計測数は合計265,866件。その平均値を全国でみると、下り平均で最も速かったのはソフトバンクモバイルで30.6Mbpsを記録。上り平均もソフトバンクが最速で、10.9Mbpsとなった。7地方別に見ると、東北地区を除いた6地区で、ソフトバンクが最速となっており、都道府県別に見ても、47都道府県中35箇所と、最も多くの場所でソフトバンクが下り最速を記録。次いでKDDIが12箇所で下り最速を記録した。OS別で見た時に、iOSは僅差でKDDIが優位となっているが、Androidでソフトバンクが大きく巻き返し、キャリアのネットワーク全体では一歩リードしている状況だ。
■3パターンのメッシュ分析でiPhone 6のエリア充実度を確認
iPhone 6/6 Plusのデータに絞ったメッシュ分析では、500m、2.5km、5kmと3パターンのメッシュを用い、3キャリアのLTEの通信速度がそれぞれのメッシュにおいてどの程度なのかを調査。単なる全体の平均値ではなく、10Mbps未満、10~20Mbps、20~30Mbps、30~40Mbps、40Mbps以上といった区分でメッシュを色分けし、ストレスなく通信ができるエリアがどれくらい広がっているのかを分析している。
■20Mbps以上の高速エリアはソフトバンクが充実 10Mbps以下の割合にも注目
各メッシュ内における平均速度を速度分布別に見たところ、20Mbps以上の高速エリアの割合が最も多かったのはソフトバンクだった。一番小さい500mメッシュでは74.4%、2.5kmメッシュでは76.4%、5kmメッシュでは76.3%と、いずれも高い割合で平均20Mbps以上のエリアとなっている。ドコモはいずれのメッシュパターンでも20Mbps以上の割合が50%に満たず、全体の平均速度でソフトバンクと拮抗していたKDDIも、高速エリアの割合は60%台にとどまった。40Mbps以上というさらに高速なエリアに絞ってみても、ソフトバンクが3キャリアでもっとも大きな割合を占めている
一方、20Mbps以上の分布で苦しんだドコモだが、10Mbps~20Mbpsの速度帯においては、各メッシュパターンとも30%前後で比較的高い割合を示している。通信負荷の大きい動画再生などを頻繁にしないのであれば、この速度帯でもそれなりに快適な通信が可能だろう。しかし、ドコモは10Mbps以下の速度帯も他2キャリアと比較して多い傾向にあり、もっとも細かくエリア分けした500mメッシュにおいて、25.3%がこの速度帯に属してしまっている。なお、500mメッシュにおける10Mbps未満のエリア割合は、KDDIが14.4%、ソフトバンクは8.6%となっており、ソフトバンクは10Mbps以下の割合では逆にもっとも低いという結果になっている。
スマホ全体の平均速度の比較では、ソフトバンクが最速となった。iOS/Android双方に向けて高速のネットワーク環境を提供できているようだ。また、平均速度だけをみると、50Mbpsを超えるようなスループット値が全体の値を引っ張ることもあるが、たとえば10Mbps~40Mbps程度の速度が安定していることも、キャリアを選択する指標としては重要だ。そこで今回、iPhone 6/6 Plusのデータについては、速度分布とメッシュ切り分けというかたちで詳細に分析を行っている。実質ユーザーの体感としては、こうしたストレスなく通信ができるエリアの充実も重要な要素のひとつになるだろう。
《RBB TODAY》
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