ICT教育の認知度の低さが明らかに……6割の保護者が「聞いたことがない」
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同調査は、ICT教育の促進に向けた取組みに役立てることを目的に、全国の小学生または中学生の末子を持つ保護者1,250名を対象に実施。調査期間は2月28日~3月8日。
ICT教育に対する認知度について、「これまでICT教育について聞いたことはなかった」と回答した保護者は61.9%に上る。一方、聞いたことがあるのは、「子どもたちが1人1台、タブレット端末を利用する」25.0%、「教室には、電子黒板があり、専用ペンや指等で操作や入力ができる」16.4%、「従来の紙の教材や黒板もあわせて活用した授業が行われる」12.0%など。
認知度が高いのは、「首都圏の私立小学校の保護者」49%、「首都圏の私立中学校の保護者」45%、「地方の私立中学校の保護者」40%で、4割を超えた。
ICT教育を推進すべきか聞いたところ、「積極的に進めるべき」2.8%、「ある程度積極的に進めるべき」39.7%と42.5%が進めるべきだと回答した。一方、進めるべきではないと回答したのは9.1%と1割以下にとどまった。
ICT教育を推進する上で期待することは、「子どものICT機器の取扱い能力」37.8%、「子どもの理解力向上」37.0%、「子どもの知識量向上」34.1%、「子どもの課題解決力(調べる力)向上」31.0%、「子どもの情報セキュリティに対する意識向上」30.8%の順に回答者が多く、いずれも3割を超えた。一方、54.5%が「ICT教育にマイナス面や不安に感じることがある」と回答した。
今後、ICT教育を促進するためには、保護者の認知向上や不安要素の払拭が重要となりそうだ。
ICT教育、保護者の6割が「聞いたことがない」
《工藤めぐみ》
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