主演男優賞の受賞に岡田は「若い頃にすごく悩んでいるとき”お前は芝居を続けなさい”と大先輩の方々に言われてなんとかお芝居を続けてこられている思いがあります。その沢山の役者の先輩方の背中を見て、日本の心や男というもが演じられる存在になれるよう、今後とも精進していきたい」と話した。
一緒にステージに登壇した、山崎貴監督からは「岡田君は身を削る思いでこの役を獲得して見事に演じてくれた。重要なシーンでは、鬼気迫るオーラが出ていて、声をかけるのもはばかるくらい、完全に役の中に入り込んでお芝居してくれた」と演技を評価し、お祝いの言葉を贈った。
映画「紙の月」で、7年ぶりの主演を果たした宮沢は「7年ぶりの主演で不安の中で、監督が緻密に丁寧に志し高く演出し続けてくれたことが、私を支えて引っ張ってくれた」など、感謝の言葉を述べた。
また、表彰式では、大島優子の助演女優賞を祝福するためAKB48のプロデューサー秋元康が登場、「大島優子にとって非常に重い賞になると思います。それを受け止めてこれからも頑張ってください」とメッセージを贈っていた。
第39回報知映画賞受賞一覧
作品賞・邦画部門:「0.5ミリ」(監督:安藤桃子、製作:ゼロ・ピクチュアズ/リアルプロダクツ/ユマニテ)
作品賞・海外部門:「ジャージー・ボーイズ」(監督:クリント・イーストウッド、配給:ワーナー・ブラザース映画)
主演男優賞 岡田准一「永遠の0」
主演女優賞 宮沢りえ「紙の月」
助演男優賞:津川雅彦「0.5ミリ」
助演女優賞:大島優子「紙の月」
新人賞:小松菜奈「渇き。」
新人賞:登坂広臣「ホットロード」
監督賞:小泉堯史「蜩ノ記」の演出に対して
新人賞:西田征史監督「小野寺の弟・小野寺の姉」 の演出に対して
特別賞:「アナと雪の女王」
特別賞:高倉健(所属事務所が辞退を発表)