「初年度加入10万件を目指す」……ケイ・オプ、新プラン・1GB850円と京セラ製新端末を発表 | RBB TODAY

「初年度加入10万件を目指す」……ケイ・オプ、新プラン・1GB850円と京セラ製新端末を発表

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ケイ・オプティコム経営本部マネージャーの津田和佳氏(Photo:大野雅人)
ケイ・オプティコム経営本部マネージャーの津田和佳氏(Photo:大野雅人) 全 9 枚
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 ケイ・オプティコムは18日、高速LTE・音声通話・スマホをセットにしたモバイルサービス「mineo(マイネオ)」の新料金・新端末を発表した。

 同社は今回、データ通信(1~4GB)の月額料金を値下げし、京セラ製の新端末を追加した。発表会に登壇した同社経営本部 モバイル事業戦略グループマネージャーの津田和佳氏は、「初年度加入10万件を目指す」と力強くコメント。2015年2月からスタートする新料金プランでは、端末なし月額料金が1GB・850円、2GB・980円、4GB・1580円で、従来価格より低価格で提供することでユーザー獲得を狙うという。

 また津田氏は、「昨今のMVNO各社に見られる料金据え置き・通信容量増量という流れのなか、われわれのユーザーの要望や利用状況などを見ると、通信容量1GB以下のユーザーが依然として7割程度いることを確認した」と説明。ネット閲覧やメール送受信を頻繁に行うユーザーについては、「自宅では有線LANなど、街中ではWi-Fiなどを活用し、“波の使い分け”を上手に行っている。こうしたユーザーからは、『1GBでいいから、より安いプランがほしい』という声が多かった」(津田氏)と分析した。

 2015年1月からTV-CMもオンエアさせるという同社は、新規ユーザーの獲得も狙うという。津田氏は「新規契約を考えているユーザーは、『どのプランを選べばいいかわからない』という声もある。そこで、1GBプランを選択したユーザーに向けて、利用開始月に1GB分のパケットをプレゼントするサービスも実施する。まずは1GBのプランを選んで、自分に最適なプランを検討してもらいたい」と話した。

 さらに、同社は独自サービスも拡大させる。余ったデータ容量を家族だけでなく友人や会社の同僚といったほかのユーザーにもプレゼントできる「パケットギフト」を2015年春以降で展開するほか、2月からは、大容量通信時(直近3日で500MB超)の通信速度制限を撤廃する。

 発表会では、新端末となる京セラ製「LUCE」のタッチアンドトライを実施。同端末は、防水・防塵機能を備えているほか、耐衝撃性能にも対応しているのが特長だ。また背面には、ホールド感と滑り防止などを目的とした表面加工を施しており、持ちやすくなっている。なお、販売は24日から開始としている。

 これで「mineo」のラインナップは、ハイエンドモデル「AQUOS SERIE」、ミドルレンジモデル「DIGNO M」、エントリーモデル「LUCE」の3機種、ルータータイプ「Aterm」となる。「機能を最低限必要なものに絞った機種を導入することで、音声SIM付きで月額2000円台という低価格を実現した。国内メーカーの信頼感を維持しつつ、価格を重視するユーザーに選んでもらえると思う」(津田氏)と大きな期待を寄せた。

 今年9月、iOS 8でmineoサービスが利用できないことを発表した同社だが、「現在も検証に取り組んでいるが、具体的な改善策などがわかり次第、発表していく」とコメント。今後については、「コミュニティサイトを開設し、積極的に情報提供をするとともにユーザーの声を募り、サービス開発や改善に役立てていく」としている。

《大野雅人》

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