明日公開! 正月映画・大本命の『ベイマックス』 “ジバニャン”との対決やいかに?
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同作は架空の都市・サンフランソウキョウに暮らす14歳のヒロが、亡き兄が開発したケア・ロボット“ベイマックス”との交流を通して、心の再生をとげる感動ファンタジーだ。舞台となる都市や主人公の名前から分かるように、日本文化へのオマージュが捧げられた。コンビ監督のひとりであるクリス・ウィリアムズは、ベイマックスのデザインや主人公との関係性について、宮崎駿監督の『となりのトトロ』に影響を受けたと公言している。
まるで包み込まれるようなキャラクターの魅力に加えて、兄の死に隠された巨大な陰謀と立ち向かうというヒーローアクションとしての力強さも兼ね備える。意外性に富んだシナリオも出色で、主人公がベイマックスを通して、亡兄との絆を再確認するクライマックスまで目が離せない。初夏からの徹底的な長期PRも奏功し、関係者によると劇場前売り券の売り上げは『アナ雪』を超える勢い。まさに“正月映画の大本命”にふさわしい一作だ。
そんな『ベイマックス』と同日公開されるのが、子どもたちに大人気のゲームを初めてアニメ映画化した『映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!』。妖怪ウォッチと言えば、すでにゲームの枠を超えたメディア展開で社会現象を巻き起こしているが、驚くべきは劇場前売り券の売り上げ枚数。なんと100万枚を超えており(12月14日時点)、これは東宝の配給映画史上で最多! 早くも来年公開の映画第2弾も決定し、その勢いは天井知らず。
「日経トレンディ」(日経BP社)が発表した「2014年ヒット商品ベスト30」では、1位に映画『アナと雪の女王』、2位に「妖怪ウォッチ」が輝いた。この冬劇場で繰り広げられるベイマックスと人気キャラ・ジバニャンの“必然的”な直接対決。軍配はどちらにあがるのか?
【シネマ羅針盤】正月映画・大本命の『ベイマックス』 “ジバニャン”との対決やいかに?
《text:Ryo Uchida》
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