スポーツアナリストの未来を“共創”したい…スポーツアナリティクスジャパン2014が開催
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JSAAは2014年6月、競技の枠組みを超えたスポーツアナリストの連携や強化を促進する団体として設立。2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックに向けてスポーツ界があらゆる分野で動き出すなかで、JSAAは今後の活動を通して、「スポーツアナリスト」の存在感をより高めていくことを目指しているという。
今回のカンファレンスには、スポーツ関係者や学生など200人以上が参加した。冒頭では、JSAAを創設し、代表理事として活動している日本バレーボール協会・情報戦略担当チーフアナリストの渡辺啓太氏が登壇。「スポーツアナリティクスの未来を拓く」というテーマで、JSAAの設立やカンファレンス開催の経緯について説明を行った。
渡辺氏はバレーボール日本代表の事例を挙げながら、テクノロジーなど最新の技術を生かし、強化のために膨大な量のデータを収集・分析を行う「スポーツアナリスト」の役割を解説。だが一方で、今後アナリストの価値をさらに向上するためには、「強化だけでなく、次世代の育成や指導者の養成などに対してもアナリスト自身が働きかけをし、スポーツアナリストの職域を広げていくことが必要」とコメント。JSAAを設立することで、「競技同士の競争ではなく、競技の枠組みを超えて、スポーツアナリストの未来を共に創っていきたい」と抱負を語った。
その後の講演では、SAPジャパン・バイスプレジデントを務める馬場渉氏による「スポーツアナリティクスの可能性」をはじめ、、日本スポーツ振興センター(JSC)における「アナリティクスを用いたチームジャパン強化戦略」、ヤフー・スポーツナビでプロデューサーを務める小用圭一氏の「スポーツアナリティクスとメディア」、データスタジアム金沢慧氏と慶應義塾大学・総合政策学部専任講師の永野智久氏による「スポーツアナリティクスと教育」など、スポーツアナリティクスを多角的に扱ったテーマが展開された。
《RBB TODAY》
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