東京国立博物館と凸版印刷、VRで狩野永徳の国宝屏風を再現
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
国宝「檜図屏風」は、安土桃山時代の絵師である狩野永徳の作品。絢爛豪華な金箔の雲に、檜が大きく天に向かって伸びる大胆な構図が特長で、晩年の傑作といわれている。2012年10月から大修理が行われ、2014年3月に修復が完了した。
今回、東京国立博物館と凸版印刷は、修復後の国宝「檜図屏風」を超高精細デジタル撮影し、25億画素におよぶアーカイブデータを取得。屏風に緻密に描かれた葉の一枚一枚までを拡大して詳細に鑑賞することを可能とした。また新たな試みとして、金箔など光沢素材の反射情報を取得し、物理特性に基づく質感と光源環境をシミュレーションすることで、実写レベルの映像表現を実現した。
VR作品は、1月4日~4月26日の期間、水・木・金の13:00、15:00、土・日曜、祝・休日の11:00、13:00、15:00に上映される(所要時間は約40分)。料金は高校生以上500円、中学生・小学生は300円。大修理の様子を東京国立博物館研究員のコメントを交えながらあきらかにするとともに、狩野永徳の人生ドラマも紹介している。なお、国宝「檜図屏風」は、2015年2月17日から3月15日まで、本館2階2室(国宝室)にて展示される。
《冨岡晶》
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