育児をしながら働く女性と上司にギャップ……育児リタイアを防止するには
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調査期間は12月8日~9日で、育児をしながら働く女性と係長職以上の男性各250名、計500名から回答を得た。
まず「育児をしながら働く理由」については、女性側、男性側ともに、「家計に必要だから」(女性78.8%・男性76.0%)が最多だった。もっとも差が出たのは「自由なお金が欲しいから」で、女性は44.0%が回答したのに対し、男性側は24.8%にとどまった。逆に「仕事にやりがいを感じているから」では女性が28.0%が回答したのに対し、男性側は46.0%となり、大きく上回った。
「育児をしながら仕事を行う上で、課題に感じていること」を聞くと、女性側のもっとも多い回答は「子どもと過ごす時間が短い」46.0%。この回答は男性側は24.4%と低い。「子供に十分な教育機会を提供できていない」についても、女性側が男性側よりも15.6ポイント高く、両者にギャップがあることが伺える。逆に、男性側がもっとも多く回答した項目は「上司や同僚など職場での理解不足」だった。
「現在の職場環境について取り組んでほしいと思うこと」では、多くの項目で、男性側のほうが高い傾向が見られ、特に「柔軟な時間帯で勤務が可能な制度」は、女性側58.0%に対し、男性側73.2%となった。なお「育児と仕事を両方するときに、こういう制度や環境があれば両立しやすいと思うもの」を聞くと、特に「子供が病気になったとき」の託児施設や在宅勤務制度などの充実を挙げる意見が目立った。
なお男性側にのみ聞いた「女性側に対する悩み」に関する質問については、「仕事を頼みづらい」という主旨の回答が多い結果となっている。「育児と仕事を両立できないことによる優秀な社員の退職」という回答も目立った。さまざまな女性・男性側のギャップが、育児をしながら働く女性を充分にサポートできていない現状をうかがわせる結果になったと言える。
グループウェアを通じた「新しい働き方」を提案するサイボウズは、国際ジャーナリストの蟹瀬誠一氏をナビゲーターに迎え、各界の専門家と、この先と日本や中小企業のあり方を俯瞰する「サイボウズ未来想研」を設立。自らもイクメンとして子育てに積極的に参加する、認定NPO法人フローレンス代表理事の駒崎氏、サイボウズ代表取締役社長の青野氏が「育児リタイア防止術」をテーマに対談を行い、育児リタイア防止術をさまざまに解説している。サイボウズでは、自分たち自身も「人事制度を改革する」というチャレンジをしながら問題提起、「働くママのワークスタイル」について考えていきたいとのこと。なお12月1日には、働くママをテーマにしたショートムービーを公開している。
《冨岡晶》
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