ブレイク寸前の地下アイドル・仮面女子「2015年は大勝負」 | RBB TODAY

ブレイク寸前の地下アイドル・仮面女子「2015年は大勝負」

エンタメ 音楽
仮面女子
仮面女子 全 24 枚
拡大写真
 素顔を仮面で隠し、ファンの頭上をゴムボートで“渡航”するライブパフォーマンスや、純粋な音楽ファンもターゲットにした楽曲を武器に、大ブレイク間近の地下アイドルユニット・仮面女子。

 秋葉原の常設劇場を拠点に今年は台湾・韓国の海外デビューを果たしたほか、来年11月23日にはさいたまスーパーアリーナのワンマンライブも決定するなど、地下アイドルの枠を超える快進撃を続けている。2015年は元旦発売のシングル「元気種☆」を皮切りに更なる飛躍を狙う中、メンバーの桜のどか、立花あんな、神谷えりなが、地下アイドルとしてのこだわりやトレードマークの仮面への思い、そして紅白歌合戦出場を視野に入れた「大勝負の年」という2015年の目標を語った。

 仮面女子はアリス十番(ジェイソンマスク)、スチームガールズ(ガスマスク)、アーマーガールズ(鉄仮面)の3つのグループが合わさり2013年より活動開始したユニットで、地下アイドルとして常設劇場でライブイベントを中心とした活動を展開。年中無休で年間1,000本以上、1日で多い日は8本ものライブをこなすというが、リーダーの桜は「結構ハードですけど、みんなアスリート並に鍛えているので、精神力と体力にはとても自信があります」とキュートな笑顔で話した。

 2014年は海外デビューのほか、ロッキンジャパンやサマーソニックなどの音楽フェス、ファッション&音楽イベント「東京ボーイズコレクション」に参加するなど大活躍の1年に。“脱・地下アイドル”ともいえる活動を見せたが、立花は「わたしたちは地下アイドルに誇りを持っているので、目標に掲げている紅白歌合戦に出場できても、地下アイドルを前面にだして、最終的には国民的地下アイドルを目指していきたいと思います」と笑顔。桜も、国民的アイドルグループAKB48について「崇拝しています」と目を輝かせつつ、「でも、彼女たちが国民的アイドルなら、わたしたちは国民的地下アイドルです」と地下アイドルへのこだわりを語った。

 その原動力のひとつが、ファンとの絆だ。ライブ中には客席へのダイブやゴムボートのパフォーマンスなどファンとの信頼関係を感じさせるシーンもあり、桜は「何もないところからスタートしてファンの方とずっと近い距離でやってきたので、その距離感は大事にしていきたいです」とファンへの感謝を口に。パフォーマンスのレベルには「メジャーアイドル以上だよ」という声もあるが、桜は「デビュー当時の『わたしたちはまだまだ地下なんだ』って気持ちでいたくて。あと、今地下アイドルとして頑張っている方はたくさんいらしゃるので、そういった方々の希望になりたいという思いも込めて、ずっと地下アイドルを大事にしています」と思いを明かした。

 また、仮面の理由について、立花は「もともとわたしたちは選ばれてここに存在するような人間ではなく、才能がなかったり大手のオーディションに落ちて行き場を無くした子が集まったりしたユニットなんです」と背景を語った上で、「かわいいアイドルさんや若いアイドルさんがたくさんいらっしゃる中、どうやっても勝てなくて。それなら群れのインパクト勝負で、アイドルでありながらあえて仮面で素顔を隠す戦法で戦っていこうというのがスタートでした」と経緯を説明。最初はとまどいもあったというが、立花は「今はこの仮面がわたしたちの命です。皮膚の一部のような感じで、この仮面さえあれば無敵になれるんです」と笑顔をはじけさせた。

 2015年は「元気種☆」から始まり、11月にはさいたまスーパーアリーナでのワンマンライブ、そして年末は夢の紅白歌合戦出場も目標に。神谷が「2015年はしょっぱなから飛ばして、お茶の間の皆様に今年は仮面女子だって言ってもらえるような年にしていきたいです!」と意気込みを語れば、立花も「さいたまスーパーアリーナは結果を残して地下アイドルでも奇跡を起こせるんだと世間の方に証明できたらと思います」と笑顔。「まさに2015年は仮面女子の年にします」と宣言した桜は、「流行語大賞を取るくらいの勢いで、誰もが知る年になったらいいなと思います。この年が勝負で、ここでこけたら多分もう終わりだと思うので、2015年が大勝負です!」と気合を込めた。2015年の年末、夢の舞台で国民的アイドルと国民的“地下”アイドルが肩を並べられるのか注目したい。

《中村好伸》

特集

【注目記事】
【注目の記事】[PR]

この記事の写真

/

関連ニュース