つまようじ混入&万引き動画の少年逮捕に見る防犯カメラの有効性 | RBB TODAY

つまようじ混入&万引き動画の少年逮捕に見る防犯カメラの有効性

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ホームへ登るためのエスカレーターの降り口に設置された広角撮影が可能な防犯カメラ《写真はイメージです》
ホームへ登るためのエスカレーターの降り口に設置された広角撮影が可能な防犯カメラ《写真はイメージです》 全 2 枚
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 ここ数日、世間を騒がせていた、お菓子へのつまようじ混入や万引きの様子を撮影した動画の数々。

 動画を撮影していた19歳の少年は、犯行の様子や逃走の様子を次々と動画共有サイトにアップしながら逃亡を続けていたが、18日に滋賀県で身柄を確保され一連の騒動もようやく終息した。

 捜査の過程などはあまり明らかにされていないが、マスコミ各社の報道を見ると、逮捕前に神奈川県内の通りを歩く少年の様子をとらえた防犯カメラの映像が報じられるなど、今回の逮捕には防犯カメラの映像が事件解決に貢献していたことが考えられる。

 実際、少年が動画共有サイトにアップした逃走中の動画に写り込んだを手がかりを分析すると逃走には鉄道網を利用していたことが分かる。それを元に鉄道会社が駅に設置している防犯カメラなどの映像を照合していくことで、居場所の絞り込みはかなり可能となるのだ。

 実際、東京都内の駅などを確認すると、改札付近やホームへと続く階段、エスカレーター、エレベーターの出入り口付近には軒並み防犯カメラが設置されている。

 また、少年が犯行に及んだスーパーやコンビニなどにも当然、防犯カメラが設置されているワケで、少年がアップした動画を見れば店舗関係者なら自分のお店だということは容易にわかり、そこから少年の顔の特定もできる。実際、報道発表を見ると犯行動画を見て、自分の店だという通報もあったという。

 何らかの人的な被害が出る前に事件が終息した背景には、防犯カメラが人知れず見守っていたことが大きいのかもしれない。

《防犯システム取材班/小菅篤》

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