NEC、同社初の360度液晶回転モデル「LaVie Hybrid Frista」など春モデルを発表

　NEC PCは20日、2015年春モデルのラインアップを発表した。15.6型パソコン「LaVie Hybrid Frista」など41機種にもおよぶ新モデル登場で、22日より順次発売する。

　同社では、2015年春モデルよりノートPC、デスクトップPCなどすべてのハード、主要な搭載アプリなどの個人向け商品のブランドを「LaVie」に統一する。そしてマルチなモードを備えるモデルを「LaVie Hybrid」、通常のノートPCタイプを「LaVie Note Standard」とのブランド名を冠した。今回の春モデルでは、液晶が360度回転する2-in-1 PCや4K IGZO液晶搭載モデルなど、意欲的な新モデル展開を図っている。

　「LaVie Hybrid Advance」は、15.6型で液晶が360度回転するタイプのの2-in-1PC。通常のノートPC、タブレットモード、テントモード、スタンドモードなど思い通りのスタイルで利用が可能。プロセッサにBroadwellの開発コード名で知られる第5世代のCore i7-5500U(2.4GHz）を搭載し、ハイスペックなフラッグシップモデルといえる位置づけとなる。

　ディスプレイはタッチ対応の15.6型で解像度は1,920×1,080ピクセル、OSはWindows 8.1 Update 64bit、メモリ8GB。ストレージが256GB SSDと1TB HDDの2タイプが用意される。カメラはSSDモデルが1080p対応のRealSense 3Dカメラ、HDDモデルが92万画素となる。

　Office Home & Business PremiumとOffice 365サービスが付属。IEEE 802.11a/b/g/n/ac、Blueototh 4.0対応で、インターフェースはUSB 3.0×2、USB 2.0×1、HDMI出力、SDXCカードスロットなどで、加速度センサー、地磁気センサー、ジャイロセンサーを装備する。光学ドライブは非搭載だが、USB接続のBDXL対応ブルーレイディスクドライブが同梱される。本体サイズは幅383mm×高さ256.5mm×奥行22.3mm 、重量は約2.3kg。2月上旬に発売され、予想実売価格はSSDモデルが224,800円前後、HDDモデルが204,800円前後。

　ノートPC「LaVie Note Standard」シリーズでは、フラッグシップモデルとして15.6型「NS850/AAB」を発表。最上位シリーズ「LaVie L」の後継機で、3,840×2,160ピクセルの4K IGZO液晶を採用しており、RealSense 3Dカメラも搭載される。

　主な仕様は、OSがWindows 8.1 Update 64bit、プロセッサが第5世代のIntel Core i7-5500U（2.40GHz）、メモリ8GB、ストレージはハイブリッドHDD 1TB。Office Home & Business PremiumプラスOffice 365サービスが搭載される点などは、「LaVie Hybrid Advance」と共通する。

　IEEE 802.11a/b/g/n/ac、Blueototh 4.0対応で、インターフェースはUSB 3.0×2、USB 2.0×1、HDMI出力、SDXCカードスロット、BDXL対応ブルーレイディスクドライブなどを装備。本体サイズは幅382mm×高さ270mm×奥行29.6mm、重量は約2.9kg。発売は1月下旬で、予想実売価格は229,800円前後。

　このほか、LaVie S LS700/LS550/LS350/LS150の後継となる「NS700」シリーズ、「NS550」シリーズ、「NS350」シリーズ、「NS150」シリーズなど、上位モデルからエントリークラスまで幅広いモデルで春モデルが登場した。