川崎市のベンチャー、タイで超小型EVを生産販売
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
同社は2013年2月に設立された会社で、創業したのは鶴巻日出夫社長だ。1982年にスズキに入社し、エンジンなどの設計に従事。その後、トヨタ車体に移り、超小型EV『コムス』の開発に携わった。しかし、自分の思い通りの車をつくりたいと独立、FOMMをつくった。
「このEVはベンチャーファンドを活用して製作したもので、製作期間は9カ月です。部品はすべて一から開発したオリジナルで、日本製です」と同社関係者は説明する。全長2495mm、全幅1295mm、全高1550mmで、重量は460kg。バッテリーは着脱可能なカセット式リチウムイオン電池を使用し、フル充電で約100kmの走行が可能。しかも、水に浮き、水面での移動が可能だという。
しかし、日本では販売をしないそうだ。「日本の法令では、4人乗りの超小型モビリティは公道を走れないんです。その法令が変われば別ですが、今のままでは日本の公道を走ることはないでしょう」と同社関係者。
価格は日本円にして約100万円の予定で、タイでセカンドカー、サードカーとして販売していく方針だ。初年度の目標は5000台。タイの次は周辺の東南アジア諸国、そして欧州へと販路を広げていきたい考えのようだ。
【オートモーティブワールド15】川崎市のベンチャー、16年からタイで超小型EVを生産販売
《山田清志@レスポンス》
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