スマホ利用の小学生、2014年度末で43万人……2018年度末には144万人の予想も
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それによると、「従来型携帯電話(ガラケー)を利用させている」とした回答者は27.2%、 「スマートフォンを利用させている」とした回答者は5.6%で、20人に1人の小学生は、スマートフォンを利用していることとなる。なお携帯電話の利用開始時期を聞いたところ、「小学3年までに利用開始した」との回答が合計65.1%と過半数を占めている。
「スマートフォンを持たせている」とした回答者に、その理由を聞いたところ、「いざという時に連絡が取れるから」が75.2%でトップ。「GPS機能が防犯に役立つから」30.2%、「子どもがスマホを欲しがるから」23.9%もあがっている。中学受験をする予定の小学生に限定すると、「GPS機能が防犯に役立つから」が56.1%に増加するほか、「学習教材など、教育に活用できるから」が約2倍の12.3%、「IT機器に慣れさせることができるから」が12.3%に増加する。中学受験予定の小学生は、スマートフォン利用率自体も10.1%と高い。
今回のアンケートを含めた各種調査・分析をもとにICT総研が推計したところ、小学生の携帯電話利用者数は、2014年度末時点で、従来型携帯電話利用者163万人、スマートフォン利用者43万人、合計206万人だった。従来型携帯電話の利用者数比率は24.7%、スマートフォンは6.5%、 携帯電話全体では31.2%となる(2014年度末の小学生全児童数:660万人にもとづき計算)。
児童数自体は減少傾向にあるが、所有比率の増加は進み、2018年度末には小学生のスマートフォン利用者数は144万人にまで増加、利用者数比率は全児童数の22.5%にまで拡大する見通しとのこと。
《冨岡晶》
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