鬼龍院 「変わった売り方なんて出来ない方が健全」……ミュージックカード集計廃止を支持
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ミュージックカードとは、音楽データをダウンロードするためのコードが記載されたカード。EXILEや安室奈美恵など多くのアーティストが導入している。
しかし同カードは、同じ楽曲がデザインの異なる複数のバリエーションで販売されることもあり、CDでも近年増加している特典付きやジャケット違いなど複数バージョンを販売することで売り上げ増加を図る手法と同様に批判的な意見もあがっていた。オリコン・リサーチ社は「ミュージックカードを『オリコンランキング』に集計することについては、批判的な意見が増加してきていました。これらは、誤解に基づくものも少なくありませんでした」と今回の方針変更に至った背景を説明。そして、同カードの代表作をピックアップして検証した結果、「(1)ミュージックカードによるダウンロード率は『音楽パッケージの販売』と認定するにはその数字が低すぎる (2)CDより安価な設定の上、複数枚のまとめ買いを誘引する作品など、社会通念上、独立した一枚のヒットとは言い難い作品も散見され、且つ今後も同様な発売企画が進行している」といった問題点があったとした。
鬼龍院はこの件について、「エアーバンドのボーカルが偉そうなこと言えた立場ではないのは重々承知ですが、とっても良いと思います」と賛成。同グループでも同カードを使ったリリース方法を導入するか検討していたとのことだが、今回の件でお蔵入りに。
CD販売方法でも、通常盤のほかに様々な購入特典などが付く限定版を販売する“三種売り”にかねてより疑問を示していた鬼龍院。昨年8月に発売したシングル「ローラの傷だらけ」では、純粋に音楽だけを売ることを目的として、ジャケット写真なども用いない形式で発売したことで話題となった。
ミュージックカードの合算集計が取り止めとなったことに、「この流れで色々とランキング集計方法が変わっていくといいなぁ…色々な会社との兼ね合いもあると思うからなかなか難しいかもだけど…」とつづった。
《花》
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