3キャリアが出そろった「光セット割」、家族で大容量データ利用ならソフトバンクが優位か
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4日に申し込み受付を開始し、3月1日より提供するソフトバンクの「スマート値引き」。「SoftBank光」をいっしょに契約すると、スマートフォン・携帯・タブレットの各料金から最大2,000円/月、固定通信サービス料金から1,424円/月を割り引くというものだ。
3キャリアのなかで“光セット割”をいち早く導入したのが、2012年3月に開始したauの「スマートバリュー」である。携帯電話固定通信サービス「auひかり」とセット利用で、スマートフォン・携帯・4G LTEタブレットの利用料金より、それぞれ最大2年間で最高1,410円/月が割り引かれる。
そしてソフトバンク「スマート値引き」と同じく3月1日より提供を開始するのが、NTTドコモの「ドコモ光パック」。同社が今回新たに開始した光ブロードバンドサービス「ドコモ光」の料金と、「カケホーダイ&パケあえる」における「パケットパック」を組み合わせたもので、契約プランに応じて月額最大3,200円が割り引きとなる。
今回は「家族2人・10GB(携帯)で戸建て」(表1)、「家族3人・30GB(携帯)で戸建て」(表2)というケースを挙げながら、家族での月額支払金額に焦点を当てて比べてみたい。
まず、「家族2人・10GB(携帯)で戸建て」の場合は、auとソフトバンクの携帯と固定回線の支払金額がそれぞれ計20,392円となり、NTTドコモに比べて月額あたり約1,200円安くなっている。また、「家族3人・30GB(携帯)で戸建て」の場合では、最安がソフトバンクの計35,796円で、auの計37,230円、ドコモの計37,260円が続いた。この結果から料金面では、なるべく多くのデータ容量を利用したいという家庭にとっては、ソフトバンクが優位となった。
また、1端末ごとにauは1,522円、ソフトバンクは最大2,000円の値引きがあり、回線が増えれば実質負担額が安くなる点も参考にしたいところだ(au、ソフトバンクともに10回線まで)。なお、ドコモは回線が増えても値引きはなく、10GB以上のパケットパックは家族間でのデータシェアが前提となっているため、最大3,456円の割引は携帯電話回線それぞれに適用されないので注意が必要だ。
これから新生活シーズンとなり、通信費を見直す家庭も多いはず。auのみが展開していたところに、今回ドコモとソフトバンクが追随したことで、盛り上がりをみせる「光セット割サービス」だが、キャリアごとにサービスの特長や料金プランが異なるので、自分自身の使い方に合ったものを選んでみてほしい。
《RBB TODAY》
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