伊勢丹メンズ館、「ZIGSOW RUNWAY」開始……O2Oクラウドサービス
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「ZIGSOW RUNWAY」は、マーケティングで重要な要素となる「コンテンツ」「Webやアプリ、実店舗などのチャネル」、「消費者の属性」、「消費者の行動履歴」を統合管理できるクラウドサービス。小売店における販売促進活動や、地方自治体等による地域活性化、各種イベントでの利用など、業種・業態を問わずさまざまな用途で活用が見込まれている。
同サービスでは、1つのコンテンツをWebで発信するだけでなく、スマホアプリを通じて消費者の属性に応じたコンテンツのプッシュ配信、実店舗への入店時に属性に応じたイベント情報の配信や目の前の商品に関連したコンテンツの表示などが簡単に行える。また、実店舗での行動履歴を、ECサイトなどオンライン上で活用することも可能だ。
伊勢丹メンズ館では、「ISETAN MEN'S net」およびiOS向けアプリ「ISETAN MEN'S」のプラットフォームとして「ZIGSOW RUNWAY」を採用。2月9日(月)より公開している。コントロールセンター、オウンドメディアサービス、メディアアプリ、およびセンサーの一部機能を導入した。
コントロールセンターとは、ZIGSOW RUNWAYの管理ツールで、「コンテンツ」、「チャネル」、「消費者の属性」、「消費者の行動履歴」を統合管理できるもの。Webブラウザから操作でき、管理者、編集者、投稿者の3つの権限により、チームでの運用が可能。
オウンドメディアサービスでは、「ZIGSOW」のメディア運用ノウハウをもとに、クライアントのニーズに最適化されたオウンドメディアを設計、デザイン、構築。メディアを通じて消費者やファンとの日常的なコミュニケーションを促進する。
メディアアプリでは、イベントやキャンペーン情報、クーポンなどアプリ限定コンテンツの配信や、アプリ利用者の属性に即したコンテンツ配信により、消費者やファンの店舗への誘導を促すスマホ向けアプリを提供する。
センサーでは、BeaconやWi-Fi、GPS、NFCなど各種無線通信技術を活用し、アプリを通じて店舗来店者に有効な製品情報やセール情報等を配信する。ここで得られた消費者の嗜好や行動データをもとに、店舗内レイアウトの改善や、Eコマースのパーソナライズにも活用可能だ。
「ZIGSOW RUNWAY」では、このほかにもAR(拡張現実)技術を活用し、店舗外にいる消費者に対してもリアルタイムに情報を配信、店舗への誘導を図る仮想コマースも用意。VR(仮想現実)技術と組み合わせることで、店舗外にあっても実際に店内で買物をしているようなEコマース体験を提供できる。
ZIGSOWでは、今後1年間で「ZIGSOW RUNWAY」採用企業50社を目標とし、継続的なサービスの拡張と改善に努めていく。
《関口賢》
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