【CP+ 2015 Vol.2】オリンパス、スマホと連携する円柱状のカメラ「OLYMPUS AIR」
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このカメラは液晶画面が搭載されておらず、重量わずか147グラム。対応のスマートフォンやタブレット端末とWi-Fiで接続すると、ビューファインダーとして使用できる。
円柱のような形をしたボディには、マイクロフォーサーズマウントとバッテリー、マイクロSDカード、シャッターボタンなどが含まれるため、レンズを装着するだけで撮影可能。使用するレンズにもよるが、ポケットに収まる超小型レンズ交換式カメラとして使用できる。本体底面にはスマートフォンを取り付けるアダプターがついており、使用時にはガッチリと固定される。
また、機能別に用意された8種類のアプリが特徴だ。写真にアートフィルターやエフェクトをかけられる「OA.ArtFilter」や、同社の一眼レフのような操作が可能な「OA.ModeDial」、ショートムービーを撮影・編集するための「OA.Clips」など、撮影環境や目的に合わせてアプリを選べる。自動画像処理アプリ「OA.Genius」を使って写真を撮影すれば、写真を1枚撮影しただけで、セピア調のエフェクトや自動トリミングなど、複数の画像処理を全自動で行ってくれる。
従来の製品ともっとも異なるのは、ユーザーがアプリ開発をするためのソフトウェアキット(SDK)が配布される点だ。プログラミング技術は必要になるが、ユーザーが自由に新しい機能を追加することができる。開発したアプリはユーザーが自由に販売できるため、App StoreやGoogle Playに登録し、他のユーザーに配布可能だ。
さらにボディの3Dデータも配布されている。データをダウンロードして3Dツールで加工すれば、外装パーツやアダプタ、デコレーションステッカーなどを自作できる。ブースには参考例として、iPhoneに本製品を取り付けられるケースや、OLYMPUS PENの形をしたグリップなど、さまざまな参考例が展示されていた。
《佐藤隆博》
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