光を当てると画像が動いて見える新技術「変幻灯」、NTTが開発
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日本電信電話(NTT)は17日、光のパターンを投影することで、止まった画像が動いているように見える光投影技術「変幻灯」を開発したことを発表した。印刷物、写真、絵画などを動かすことができるため、サイネージ、インテリア、エンターテインメント分野で活用される見込みだ。
プロジェクタを使って対象に映像を投影する技術「プロジェクションマッピング」が近年注目されているが、プロジェクションマッピングでは、“止まっている対象自体が動いている”という印象にはならない。今回、NTTコミュニケーション科学基礎研究所では、視覚メカニズムの科学的知見を応用して、「変幻灯」(Deformation Lamp)を開発した。
「変幻灯」では、人間の錯覚を利用して、投影によってモノクロの動きのパターンだけを静止画に与えることで、動画のような動きの印象を与えることができるという。決まった視点であれば、3次元物体に対しても動きの印象を与えることも可能とのこと。3次元対象では、透過型ディスプレイにモノクロの動きパターンを表示することで、対象を動かすことができる。
コンピュータのなかで静止対象が動く映像を作成し、そこからモノクロの動き情報を取り出したものを投影。画像としては正しく動画になっていないが、人間の脳は正しい動画であると知覚するため、絵画や写真が、突然ゆれたりしゃべったりするといった表現が可能となる。
変幻灯は、19日~20日に開催される「NTT R&Dフォーラム2015」に展示される予定。
プロジェクタを使って対象に映像を投影する技術「プロジェクションマッピング」が近年注目されているが、プロジェクションマッピングでは、“止まっている対象自体が動いている”という印象にはならない。今回、NTTコミュニケーション科学基礎研究所では、視覚メカニズムの科学的知見を応用して、「変幻灯」(Deformation Lamp)を開発した。
「変幻灯」では、人間の錯覚を利用して、投影によってモノクロの動きのパターンだけを静止画に与えることで、動画のような動きの印象を与えることができるという。決まった視点であれば、3次元物体に対しても動きの印象を与えることも可能とのこと。3次元対象では、透過型ディスプレイにモノクロの動きパターンを表示することで、対象を動かすことができる。
コンピュータのなかで静止対象が動く映像を作成し、そこからモノクロの動き情報を取り出したものを投影。画像としては正しく動画になっていないが、人間の脳は正しい動画であると知覚するため、絵画や写真が、突然ゆれたりしゃべったりするといった表現が可能となる。
変幻灯は、19日~20日に開催される「NTT R&Dフォーラム2015」に展示される予定。
《冨岡晶》
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