NTT、2020年に向けた「おもてなし」「スポーツ観戦」などの新技術群を発表 | RBB TODAY

NTT、2020年に向けた「おもてなし」「スポーツ観戦」などの新技術群を発表

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競技中の選手情報を把握可能な観戦補助サービス
競技中の選手情報を把握可能な観戦補助サービス 全 5 枚
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 日本電信電話(NTT)は18日、2020年に向けて開発した新技術群を発表した。訪日外国人などに向けた「おもてなし」、スタジアム内や遠隔地などでの「スポーツ観戦」、アマ・プロ向けの「スポーツ上達支援」の3つのコンセプトに基づく新技術となっている。

 NTTの研究所では、ソーシャル情報を活用するダイバシティ・ナビゲーション、自然な音声対話が可能な「接客型デジタルサイネージ」などをすでに発表済みだったが、今回新たに、周囲の状況を即時に予測し集団を最良ナビでおもてなしする技術「himico」、競技中の選手情報を把握可能な個人適応型スポーツ観戦補助サービス、競技そのものをリアルタイムで世界に高臨場感配信するイマーシブテレプレゼンス技術のコンセプト「Kirari!」、全天球映像音響インタラクティブ視聴技術などの複数技術を新たに発表した。発表済みのものも含め合計11技術となる。

 新たな「おもてなし」としては、訪日外国人向けの観光案内ナビ、交通・移動支援ナビ、観光ガイドする“ぬいぐるみ”など、新たな「スポーツ観戦」としては、マラソン選手情報などを提示する観戦支援、遠隔地でも競技そのものを3D再現する技術、ヘッドマウントディスプレイを着用して競技中の選手目線でスポーツ観戦する技術など、アマ・プロ向けの「スポーツ上達支援」としては、ウェアラブルシャツによる力みと緊張をフィードバックし、スポーツ上達のアドバイスを行う技術などがラインアップされている。

 今後NTTでは、これら新技術の開発を推進し、さらなる機能向上とサービス提供を目指す方針だ。今回発表されたコンセプトならびに関連技術は、「NTT R&Dフォーラム2015」で紹介される予定。一部はニコニコ生放送「NTT R&Dフォーラム2015 直前大特集 ~Road to 2020~」でも配信される。

《冨岡晶》

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