屋内測位システム「SONICNAUT」の実験用パッケージが登場
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
「SONICNAUT」は、GPS電波の届かない屋内や地下などで、スマートフォンに内蔵したマイクを利用して非可聴域の音波を受信し、誤差約30cmの範囲で現在位置を特定する高精度測位システム。スマートフォンとアプリ(Android、iOS)だけで利用でき、専用機器の購入は不要、Wi-Fi測位では実現できない高精度な位置測定を可能としている。
主な想定顧客は、生産工場・物流倉庫・アミューズメント施設・大型店舗などの大規模設備を持つ企業、及びそれらの機械設備メーカーやデザイン・設計事務所、システムインテグレーターなど。
従来、屋内測位は高度な技術を要するサービスで、コストも大規模になると思われがちなため、導入の敷居が高いという問題があったが、「SONICNAUTスターターキット」は、実証実験やプロトタイプの開発ができるライト版パッケージとなり、本格導入前にシステムの動作や使い勝手、効果などを確認するためのものとなっている。
製品構成は、ビーコン(超音波発生装置)x10個、コントローラ、測位用アプリ及び開発用ライブラリ。価格は800,000円。5月中旬まで購入申込みを受け付けており、6月下旬からの販売となる。
《防犯システム取材班/宮崎崇》
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