【MWC 2015 Vol.33】一瞬でユーザーの瞳が読み取り可能、富士通が虹彩認証搭載スマホを試作 | RBB TODAY

【MWC 2015 Vol.33】一瞬でユーザーの瞳が読み取り可能、富士通が虹彩認証搭載スマホを試作

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 富士通は2日、虹彩認証システムを搭載したスマートフォンを試作したことを発表した。スマートフォンの画面を一瞬見るだけで、ユーザーの瞳の虹彩が読み取り可能だという。開催中の「Mobile World Congress 2015」では、試作機の展示とデモを行う。

 今回同社では、虹彩認証をスマートフォン用に小型・最適化したシステムを新たに開発。赤外線LED照明で赤外線を照射し、赤外線カメラで眼球部分を撮影することにより、虹彩パターンを取得する。虹彩認証を採用することで、より偽造がしづらいほか、手袋をはめていて指先が使えない時などでも、スムーズにロックを解除できる。Webサービスのログイン時にも、ID/パスワード入力の代わりに利用できる。

 また今までの虹彩認証システムでは、目とカメラの位置を10cm程度まで近づける必要があったが、Delta ID社の「ActiveIRIS」を採用することで、より離れた距離での認証を可能にした。赤外線LED使用時の目の安全性も十分に検証しているという。

 今後は研究開発を進め、2015年度中に製品化することを目指す。

《冨岡晶》

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